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【2025】Creality Ender-3シリーズのスペック・価格を徹底比較!【V3/無印/S1/Neo】

〜景品表示法に基づく表記:本サイトのコンテンツにはプロモーションが含まれている場合があります〜

こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、

CrealityのFDM3Dプリンター「Ender-3シリーズ」を全機種徹底比較

していきます。

CrealityはFDM・光造形方式の3Dプリンターを販売する注目企業。

FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層)方式3Dプリンターとしては「Enderシリーズ」が有名。

中でも「Ender-3シリーズ」はユーザーからの評価がとくに高いラインナップとなっています。

そんな「Enderシリーズ」は、「Ender-3シリーズ」だけでなんと14機種も存在しています(2025年1月時点)。

「Ender-3」はイイって聞くけど、「Ender-3」って1つじゃないの??

名前についている「V3」とか「S1」って何?

と戸惑ってしまうかもしれません。

そこで今回は、2025年現在のCreality「Ender-3シリーズ」の各モデルにどのような違いがあるのか徹底解説していきたいと思います!

この記事を読んでわかること
  • 「Ender-3シリーズ」の大分類「V3」「無印」「S1」「Neo」の特徴
  • 「Ender-3シリーズ」全機種の特徴と詳細スペック
Age of 3DPアイコン画像
管理人:ウノケン
この記事を書いているのはどんな人?
  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター39機種・3Dスキャナー6機種の使用経験
  • 3Dプリント品販売点数1,000個以上
  • 3Dプリンター関連動画をYouTube投稿中!
モデル名Ender-3 V3Ender-3 V3 PlusEnder-3 V3 SEEnder-3 V3 KE
本体イメージproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCrealityCreality
価格(サンステラ)
-
¥94,600 (2025-04-01 18:11 時点)
-
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価格(SK本舗)
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価格(Amazon)
¥50,879 (2025-04-01 14:11 時点)
-
¥27,199 (2025-04-01 20:00 時点)
¥49,999 (2025-04-02 00:50 時点)
価格(海外ストア)
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

「Ende-3シリーズ」最新機種を動画で実機レビューしています!

この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。開封の様子など、動画ならではの内容も盛りだくさんの解説をお楽しみください!

【Ender-3 V3】Crealityの最新600mm/s爆速FDM3Dプリンターの使用感を徹底実機レビュー!【CoreXZとはなにか?なぜ導入されたのか?深堀り解説】

アップデート

2025年1月に後継ラインナップ「Hi Combo」が発表されています(実機レビューをチェック!



  1. Creality「Ender-3シリーズ」とは
    1. Ender-3シリーズの大分類は、「V3」「無印」「S1」「Neo」
    2. 組み立て式・半組み立て式のFDM方式3Dプリンター
    3. 造形領域の四方は密閉されていない
    4. 造形サイズはほとんど変わらない
  2. 【2025年版】Creality「Ender-3シリーズ」全機種の詳細解説
    1. Ender-3 V3:CoreXZ構造採用の600mm/s機種
    2. Ender-3 V3 Plus:30mmの中型CoreXZ
    3. Ender-3 V3 SE:Ender-3シリーズの新エントリーモデル
    4. Ender-3 V3 KE:シリーズ最新・最速の実力派3Dプリンター
    5. Ender-3 S1:オートレベリング機能搭載、基本機能も充実※販売終了
    6. Ender-3 S1 Pro:豊富な対応材料でさらに性能向上※販売終了
    7. Ender-3 S1 Plus:大型モデルも造形可能なS1後継モデル※販売終了
    8. Ender-3:80万台売れた大人気モデル※販売終了
    9. Ender-3 Pro:Ender-3のマイナーチェンジ版※販売終了
    10. Ender-3 V2:改良ポイント多数!※販売終了
    11. Ender-3 Max:シリーズ最大造形サイズ※販売終了
    12. Ender-3 Neo:「Ender-3」の後継モデル※販売終了
    13. Ender-3 V2 Neo:「Ender-3 V2」の後継モデル※販売終了
    14. Ender-3 Max Neo:「Ender-3 Max」の後継モデル※販売終了
  3. 【2025年版】Creality Ender-3シリーズのスペック&価格一覧
    1. 「V3」一覧
    2. 「S1」一覧※販売終了
    3. 「無印」一覧※販売終了
    4. 「Neo」一覧※販売終了
  4. まとめ:機能と価格のバランスを考えて「Ender-3シリーズ」を導入しよう

Creality「Ender-3シリーズ」とは

機種ごとの詳細に入る前に、

「Ender-3シリーズ」にはどんな3Dプリンターがあるのか?

それぞれの特徴について確認しておきましょう。

Ender-3シリーズの大分類は、「V3」「無印」「S1」「Neo」

Ender-3シリーズは種類が多いです。全容を把握するには、大分類について理解しておく必要があります。

この項目では、

各大分類の特徴について、ざっくりと解説

していきます。細かいスペックについては。後述する一覧表をご覧ください。

"CoreXZ"を含むEnder-3の最新シリーズ

各機種の画像はCreality公式ページより引用

「V3」シリーズは、

  • 高速プリントや振動補正、WiFi通信といった最新機能を搭載が特徴

です。2023年に「Ender-3 V3 SE」が登場して以来、初心者から中級者まで幅広い人気を誇るシリーズです。

「V3」の特徴
  • 発表時期:2023〜2024年
  • おすすめポイント:コスパ&高性能
  • 注意点:
    • 「K1シリーズ」のような密閉はなし

\「V3」「V3 Plus」を“マルチカラー化”するキットが登場/

Ender-3人気の火付け役「無印」

各機種の画像はCreality公式ページより引用

「無印」シリーズは、

  • 最安で約2万円というコスパの高さが特徴

です。

2017年に「Ender-3」が登場して以来、3Dプリンターユーザーから無類の人気を誇っています。

「無印」の特徴
  • 発表時期:2017〜2020年
  • おすすめポイント:最高コスパ(2〜3万円台)
  • 注意点:
    • 要組み立て
    • オートレベリングなし
    • ディスプレイはノブ式

家庭用3Dプリンターにおけるハイエンド「S1」

各機種の画像はCreality公式ページより引用

「S1」シリーズは、

  • 使い勝手の良い(「Ender-3シリーズ」における)ハイエンドモデル

といった位置づけです。

全機種が

  • ダイレクトドライブ式
  • オートレベリング搭載
  • 半組み立て済み

で、その使い勝手の良さが特徴です(後述)。

「S1」の特徴
  • 発表時期:2021〜2022年
  • おすすめポイント:使い勝手の良いハイエンドモデル
  • 注意点:コスパはあまり良くない

無印がオートレベリングを搭載して再登場「Neo」

各機種の画像はCreality公式ページより引用

「Neo」シリーズは、

  • 「無印」シリーズがオートレベリング搭載&アップグレード多数で再登場

したラインナップです。

「無印」のコスパの良さを受け継ぎつつ、各ポイントで優れたアップグレードがなされています(後述)。

「Neo」の特徴
  • 発表時期:2022年
  • おすすめポイント:コスパそのままに「無印」からアップグレード
  • 注意点:ノブ式ディスプレイなど旧式装備も残る



組み立て式・半組み立て式のFDM方式3Dプリンター

出典:Creality「Ender-3」

Ender-3シリーズは、

組み立てを要するタイプのFDM方式3Dプリンター

です。

上の図は「Ender-3」が発送される際の、分解されたパーツです。

かなり細かい部分まで分解されており、3Dプリントをはじめる前に自分で組み立てる必要があります。

ブランドによっては「DIYタイプ」などと表現されている場合もありますね。

出典:Creality「Ender-3 S1 Pro」

Ender-3シリーズには、半組み立て済み(Quick Assembly)の機種も多く存在します。

半組み立て済みの機種は、上の図のように本体がいくつかの大きなパーツに分解された形で納品されます。

上の画像は「Ender-3 S1 Pro」の例で、96%組み上がった状態で納品されます。

細かい部品はユーザ側で組み立てる必要がないため、数十分程度の作業で難なく完成させることができます。

造形領域の四方は密閉されていない

組み立て式のFDM方式3Dプリンターの特徴として、「Ender-3シリーズ」は、

四方が密閉されていない

ことも覚えておきましょう。

FDM方式3Dプリンターは、ノズルとプラットフォームがXYZの3軸で大きく移動することにより、造形箇所を逐次的に制御しています。

そのため、「Ender-3シリーズ」のように比較的安価なモデルでは四方を塞がないタイプが多いです。

家庭用のFDM方式3Dプリンターであっても、「K1シリーズ」のように密閉されたタイプの機種は存在します。

保温性や安全面ではこちらの密閉タイプのほうが優れていますが、比較的高価なものが多いです。

価格と機能を総合して考えると、FDM方式3Dプリンター初心者の方が使用する最初の機種としては、

安全面には十分配慮しつつ、半組み立て式のモデルを選択する

のがおすすめです。

その点、「Ender-3シリーズ」は良い選択になるのではないかと思います。

造形サイズはほとんど変わらない

14機種も存在する「Ender-3シリーズ」は、

造形サイズがほとんど同じ

という特徴があります。

つまり、作れるモノのサイズはほとんど変わらないということです。

造形サイズに特徴をもつ「Ender-3 Max」「Ender-3 Max Neo」「Ender-3 S1 Plus」「Ender-3 V3 Plus」を除き、10機種の造形サイズは、

  • 幅・奥行き:22cm
  • 高さ:24〜27cm

です。

ちょうどサッカーボールが収まる程度のサイズですね。

各モデルの違いは、

  • オートレベリングのようなオプション機能
  • プラットフォーム・ディスプレイといった各種のパーツ

に表れています。

詳細については後半で個別に解説していきます。

比較表もあわせてチェックしてみてください。



【2025年版】Creality「Ender-3シリーズ」全機種の詳細解説

各機種にどのような特徴があるのか、ここからは

「Ender-3シリーズ」全機種の特徴を確認

していきましょう!

Ender-3 V3:CoreXZ構造採用の600mm/s機種

「Age of 3DP」のYouTubeチャンネルにて、わかりやすく実機レビューしています!

【Ender-3 V3】Crealityの最新600mm/s爆速FDM3Dプリンターの使用感を徹底実機レビュー!【CoreXZとはなにか?なぜ導入されたのか?深堀り解説】

「Ender-3 V3シリーズ」の代表選手的存在が、「Ender-3 V3」です。

高速機種に多く搭載される「CoreXY」構造を、X軸とZ軸の2軸で採用した「CoreXZ」構造が最大の特徴。

これにより、ベッドスリンガータイプとしては最速級の

  • 最大プリントスピード600mm/s
  • 最大加速度20000mm/s²

を実現しています。

その他にも、

  • ハイフローレートかつ最大300℃のノズル
  • オールメタル構造

といった最高レベルの仕様を盛り込んだ1台となっています。

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Ender-3 V3 Plus:30mmの中型CoreXZ

「Age of 3DP」のYouTubeチャンネルにて、わかりやすく実機レビューしています!

【Ender-3 V3 Plus】造形サイズ30センチ超え!Crealityの最新600mm/s爆速FDM3Dプリンターの使用感を徹底実機レビュー!【デカいのに、コンパクト!】

2023年9月に予告されていた「Ender-3 V3 Plus」。

2024年4月の10周年記念イベントにて、ついにその詳細が公開されました。

「Ender-3 V3」と共通する

  • CoreXZ構造採用による高速プリント(600mm/s, 20000mm/s²)
  • ダイキャストによるメタルフレーム採用(→頑丈・安定)

といったスペックはそのままに、

  • 造形サイズ300×300×330mm(「V3」より58%大きい)
  • スリムなボディによる高い空間効率の実現(最大造形サイズは本体サイズの28.2%)
  • 中型サイズを支える支柱(背後の斜めロッド)と2つのY軸モーター

といった中型ならではの特徴を備えています。

「V3」が気になるけど、サイズがちょっと物足りない...

そんな方にとっては最適な選択肢の登場だと言えるでしょう。

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\「V3」「V3 Plus」を“マルチカラー化”するキットが登場/



Ender-3 V3 SE:Ender-3シリーズの新エントリーモデル

「Age of 3DP」のYouTubeチャンネルにて、わかりやすく実機レビューしています!

【Ender-3 V3 SE】Crealityの250mm/s高速FDM3Dプリンターは本当に"買い"なのか?使用感を徹底レビュー!【購入前にEnder-3 V3 KEと比較すべし】

2023年8月に発表された新しい初心者向け機種が「Ender-3 V3 SE」です。

「Ender-3 V3 SE」の特徴
  • 開封から20分で3Dプリント開始が可能
  • 2万円台で実現した高速プリントスピード
  • 本体も価格もコンパクト

そのスリムで洗練されたボディが特徴の「Ender-3 V3 SE」。

「Ender-3シリーズ」ならではのコスパの良さを維持しながら、高いプリントスピード(250mm/s)を実現しています。

詳細については以下の実機レビュー記事をご覧ください。

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Ender-3 V3 KE:シリーズ最新・最速の実力派3Dプリンター

「Age of 3DP」のYouTubeチャンネルにて、わかりやすく実機レビューしています!

【Ender-3 V3 KE】Crealityの最新&シリーズ最速500mm/sのFDM3Dプリンターの使用感を徹底実機レビュー!【「Ender-3 V3 SE」との比較も】 #ender3v3ke

2023年の後半に発表された最新機種が「Ender-3 V3 KE」です。

最新FDM3Dプリンター「Ender-3 V3 KE」の特徴
  • 最大500mm/s!Benchyを15分でプリント可能!
  • Creality OS搭載!Wi-Fi転送やアプリ制御が可能に!
  • タッチパネルやPEIプレート、フィラメント切れ検知センサーが標準搭載

「SE」に似た見た目ながら、ひと回り上の機能性を誇る「Ender-3 V3 KE」。

上記のような優れた特徴を5万円以下で実現する「Ender-3らしさ」を維持しつつも、初心者から中級者まで満足できる優秀な3Dプリンターです。

詳細については以下の実機レビュー記事をご覧ください。

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Ender-3 S1:オートレベリング機能搭載、基本機能も充実※販売終了

Product Introduction | Ender-3 S1 3D Printer "Sprite" Bring Ideas to Life
出典:YouTube「Product Introduction | Ender-3 S1 3D Printer "Sprite" Bring Ideas to Life」

2021年末に発売された「Ender-3 S1」。

基本機能が向上した他、注目ポイントは「Sprite」と「CR touch」です。

「Sprite」は、独自開発の押し出し機構です。

これにより、

  • TPUのようなやわらかいフィラメントが使用可能
  • 約30%の軽量化
  • 高精度化

を実現しています。

「CR touch」は、独自開発の自動レベリング技術です。

  • 自動でZ軸高さを補正してくれるので、かんたんに水平出しを行うことが可能

です。手動でレベリングをしなくてよいのは、初心者の方にとってはとくにありがたい機能ですよね。

初心者でなくても、作業効率を重視する方にとっては見逃せないポイントです。

この他にも、

  • 直感的な操作を支援するノブ式カラーディスプレイ搭載
  • 動作音を大幅に低減するマザーボードを採用

といった、充実した機能をもつ注目モデルです。

Ender-3 S1 Pro:豊富な対応材料でさらに性能向上※販売終了

続いて紹介するのは、「Ender-3 S1」の上位モデル「Ender-3 S1 Pro」。

「Ender-3 S1」で大幅アップグレードされた機能に加え、2つのプラスアルファに注目です。

1つ目は、

  • 造形できるフィラメントの種類が増加

です。「Ender-3シリーズ」一覧表を見るとわかるように、「Ender-3 S1 Pro」はノズルの最高温度が300℃にまでアップしています。

これにより、「PA(ポリアミド)」のような高温に熱する必要のあるフィラメントも使用することができるようになっています。

もう1つは、

  • 造形物の密着性が高く、かつ取り外しやすいプラットフォームの採用

です。標準搭載のPEIプラットフォームは、高速加熱可能かつ柔軟性が高いです。

従来はオプション品として販売されていた高品質なPEIプラットフォームが標準搭載となっているのは、うれしいポイントですね。

そのほかにも、本体にLEDが搭載されたことで暗環境における操作性が向上するなど、「Pro」としての性能向上が際立つ1台です。

Ender-3 S1 Plus:大型モデルも造形可能なS1後継モデル※販売終了

最後に紹介するのは、「S1」最新機種の「Ender-3 S1 Plus」です。

「Ender-3 S1」の主要機能はそのままに、

  • 造形サイズが220×220×270mm³から300×300×300mm³へと大幅に向上

しました。「Ender-3 S1」や「Ender-3 S1 Pro」の造形サイズに物足りなさを感じていた人は、ぜひ検討してみてください。



Ender-3:80万台売れた大人気モデル※販売終了

出典:Creality

はじめに紹介するのは、「Ender-3」です。

「Ender-3シリーズ」の初期モデルで、後継モデルはこの「Ender-3」をベースとして作られています。

Ender-3の特徴は、

なんといってもそのコスパ。約2万円で購入可能

です。

以降で登場する後継モデルは、もちろん「Ender-3」に何らかのアップグレードが施された機種となっており、性能面で上回ります。

「Ender-3」は、あくまでもコストを可能な限り抑えたいという方が選ぶべきでしょう。

そのムダのないボディから、「Ender-3」は玄人好みの3Dプリンターでもあります。

必要な機能を自分でカスタマイズできるので、自分好みの3Dプリンターに仕上げることができるのです。

中には、「3Dプリンターの部品を3Dプリンターで作成する」という猛者もいるようですね。

Ender-3 Pro:Ender-3のマイナーチェンジ版※販売終了

出典:Creality

「Ender-3」をベースに使いやすさが向上した「Ender-3 Pro」。

主な改善ポイントは次の2つです。

  • より高品質な電源を採用
  • プラットフォームが取り外しやすいマグネット仕様に

「Ender-3」のマイナーチェンジバージョンといったところでしょうか。

Ender-3 V2:改良ポイント多数!※販売終了

Product Introduction | New Upgrade Version Ender-3 V2 Economic and Integrated 3D Printer
出典:YouTube「Product Introduction | New Upgrade Version Ender-3 V2 Economic and Integrated 3D Printer」

こちらも「Ender-3」のアップグレードモデル、「Ender-3 V2」。

主な改善ポイントは次のとおりです。

  • より高品質な電源を採用
  • プラットフォームが耐久性のあるガラスボードに
  • より静音に
  • 工具収納ボックス搭載
  • ディスプレイがカラーで見やすく

「Ender-3 Pro」と比べると、「Ender-3」からの改良ポイントが多いです。

カラーディスプレイも見やすくて良いですね。

出典:Creality

人によっては、「Ender-3」とどちらにしようか迷ってしまうかもしれません。

少し値段が上がるので、お財布と相談しましょう。

Ender-3 Max:シリーズ最大造形サイズ※販売終了

出典:Creality

続いて紹介するのは、「Ender-3 Max」。

「Ender-3シリーズ」では珍しい、造形サイズが大きいモデルです。「Ender-3」に比べて幅・奥行き・高さが8cm前後増加しています。

その他にもいくつかの改良がなされています。

  • フィラメント検知機能追加
  • ノズルの耐熱性向上

「フィラメント検知機能」は、フィラメントがなくなったり、切れたりしたときに自動でプリントを停止してくれる優れた機能

また、「ノズルの耐熱性向上」によって、より高速にフィラメントを溶かすことができます。

造形サイズだけではない、魅力あるアップグレードモデルです。



Ender-3 Neo:「Ender-3」の後継モデル※販売終了

出典:Creality

「Ender-3 Neo」は、「Ender-3」の後継モデルです。「Ender-3」からの主なアップグレードは以下の通りです。

  • CR touchオートレベリング搭載
  • カーボランダムガラスヒートベッド採用

その他にも、静音性や放熱性の向上といった堅実なアップグレードもなされているようです。

一方、アップグレードされていない点も頭に入れておく必要があります。

「Ender-3 Neo」は

  • 「Neo」シリーズで唯一の「要組み立て」モデル(組み立てに時間がかかる)

です。

  • 操作パネルがトラディショナルなモノクロ仕様

である点は「旧式感」が否めません。

このあたりはコスパの高さとのトレードオフになっているようですね。

Ender-3 V2 Neo:「Ender-3 V2」の後継モデル※販売終了

Ender-3 V2 Neo 3D printer Full-Metal Extruder for Smooth Feeding
出典:YouTube「Ender-3 V2 Neo 3D printer Full-Metal Extruder for Smooth Feeding」

「Ender-3 V2 Neo」は、「Ender-3 V2」の後継モデルです。

主なアップグレードは以下の通りです。

  • 組み立て時間が圧倒的に短縮されるクイックアセンブリ
  • CR touchオートレベリング搭載
  • PCばね鋼磁気ヒートベッド採用

エントリーレベルとしては申し分のない機能を搭載しながら、価格もお手頃。

「Neo」シリーズでもっとも人気のある機種となっています。

Ender-3 Max Neo:「Ender-3 Max」の後継モデル※販売終了

出典:Creality

「Ender-3 Max Neo」は、「Ender-3 Max」の後継モデルです。

主なアップグレードは以下の通りです。

  • CR touchオートレベリング機能搭載
  • プリントの安定性をもたらすデュアルZ軸採用
  • 静音メインボード使用によるノイズ低減
  • 刷新されたUIのカラー操作パネル採用

造形サイズやノズル温度といった各種スペックに大きな違いはありません。

カーボランダムガラスのヒートベッドも「Ender-3 Max」と同様です。



【2025年版】Creality Ender-3シリーズのスペック&価格一覧

最後に、

各3Dプリンターのスペック&価格を一覧表で確認

しておきましょう。

数が多いので、大分類ごとに分けています。

「V3」一覧

モデル名Ender-3 V3Ender-3 V3 PlusEnder-3 V3 SEEnder-3 V3 KE
本体イメージproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCrealityCreality
価格(サンステラ)
-
¥94,600 (2025-04-01 18:11 時点)
-
-
価格(SK本舗)
-
-
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価格(Amazon)
¥50,879 (2025-04-01 14:11 時点)
-
¥27,199 (2025-04-01 20:00 時点)
¥49,999 (2025-04-02 00:50 時点)
価格(海外ストア)
本体サイズ(LxWxH)[mm]358 x 374 x 498410 x 445 x 577420 x 366 x 490433 x 366 x 490
本体重量[kg]7.8311.57.127.8
構造CoreXZCoreXZベッドスリンガーベッドスリンガー
密閉××××
ヒートチャンバー××××
組み立て半組み立て済半組み立て済半組み立て済半組み立て済
造形サイズ(LxWxH)[mm]220 x 220 x 250300 x 300 x 330220 x 220 x 250220 x 220 x 240
最大スピード[mm/s]600600250500
推奨スピード[mm/s]300300180300
最大加速度[mm/s²]200002000025008000
最大押出流量[mm³/s]----
最大ノズル温度[℃]300300260300
最大ヒートベッド温度[℃]110100100100
対応フィラメントPLA, TPU, PETG, ABS, PLA-CF, PETG-CF, CR-carbonPLA, TPU, PETG, ABS, PLA-CF, PETG-CF, CR-carbonPLA, PETG, TPUPLA, TPU, PETG, ABS, ASA
マルチカラー××××
消費電力[W]350350350350
ディスプレイタッチ式タッチ式ノブ式タッチ式
Wi-Fi×
内部ストレージ[GB]-
カメラ/リモートモニタリング××××
スライスソフトCreality PrintCreality PrintCreality Print
Cura
Simplify3D
Creality Print
Cura
Simplify3D
その他デュアル斜め支柱
デュアルY軸モーター
プレート:PCばね鋼
出典公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

「S1」一覧※販売終了

モデル名Ender-3 S1Ender-3 S1 ProEnder-3 S1 Plus
本体イメージproduct imageproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCreality
価格(サンステラ)
-
-
-
価格(SK本舗)
-
-
-
価格(Amazon)
-
¥59,800 (2025-04-01 14:05 時点)
-
価格(海外ストア)
-
-
-
本体サイズ(LxWxH)[mm]487 x 453 x 622490 x 455 x 625557 x 535 x 655
本体重量[kg]9.18.710.25
構造
密閉×××
ヒートチャンバー
組み立て半組み立て済半組み立て済半組み立て済
造形サイズ(LxWxH)[mm]220 x 220 x 270220 x 220 x 270300 x 300 x 300
最大スピード[mm/s]160160150
推奨スピード[mm/s]
最大加速度[mm/s²]
最大押出流量[mm³/s]
最大ノズル温度[℃]260300260
最大ヒートベッド温度[℃]100110100
対応フィラメント
マルチカラー
消費電力[W]
ディスプレイノブ式タッチ式タッチ式
Wi-Fi
内部ストレージ[GB]
カメラ/リモートモニタリング
スライスソフト---
その他LED搭載
出典公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

「無印」一覧※販売終了

モデル名Ender-3Ender-3 ProEnder-3 V2Ender-3 Max
本体イメージproduct imageproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCrealityCreality
価格(サンステラ)
-
-
-
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価格(SK本舗)
-
-
-
-
価格(Amazon)
-
-
-
-
価格(海外ストア)
-
-
-
-
本体サイズ(LxWxH)[mm]440 x 440 x 465440 x 420 x 465475 x 470 x 620513 x 563 x 590
本体重量[kg]6.626.987.89.5
構造
密閉××××
ヒートチャンバー
組み立て要組み立て要組み立て要組み立て要組み立て
造形サイズ(LxWxH)[mm]220 x 220 x 250220 x 220 x 250220 x 220 x 250300 x 300 x 340
最大スピード[mm/s]180180180100
推奨スピード[mm/s]
最大加速度[mm/s²]
最大押出流量[mm³/s]
最大ノズル温度[℃]255255255255
最大ヒートベッド温度[℃]100100100100
対応フィラメント
マルチカラー
消費電力[W]
ディスプレイノブ式ノブ式ノブ式ノブ式
Wi-Fi
内部ストレージ[GB]
カメラ/リモートモニタリング
スライスソフトCura
Repetier-Host
simplify3D
Cura
Repetier-Host
simplify3D
Cura
simplify3D
Creality Slicer
Cura
Repetier-Host
simplify3D
その他
出典公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

「Neo」一覧※販売終了

モデル名Ender-3 NeoEnder-3 V2 NeoEnder-3 Max Neo
本体イメージproduct imageproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCreality
価格(サンステラ)
-
-
-
価格(SK本舗)
-
-
-
価格(Amazon)
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-
価格(海外ストア)
-
-
-
本体サイズ(LxWxH)[mm]440 x 440 x 465438 x 424 x 472516 x 582 x 590
本体重量[kg]77.810.3
構造
密閉×××
ヒートチャンバー
組み立て要組み立て半組み立て済半組み立て済
造形サイズ(LxWxH)[mm]220 x 220 x 250220 x 220 x 250300 x 300 x 320
最大スピード[mm/s]120120120
推奨スピード[mm/s]
最大加速度[mm/s²]
最大押出流量[mm³/s]
最大ノズル温度[℃]260260260
最大ヒートベッド温度[℃]100100100
対応フィラメント
マルチカラー
消費電力[W]
ディスプレイノブ式ノブ式ノブ式
Wi-Fi
内部ストレージ[GB]
カメラ/リモートモニタリング
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出典公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

一覧にしてみると、各モデルの違いや共通点が見えてきますね。

後述するように、造形サイズは「Ender-3 Max」と「Ender-3 Max Neo」、「Ender-3 S1 Plus」「Ender-3 V3 Plus」以外の10モデルではほとんど変わりません



まとめ:機能と価格のバランスを考えて「Ender-3シリーズ」を導入しよう

今回は、CrealityのFDM3Dプリンター「Ender-3シリーズ」の全機種を徹底比較してきました。

大きく分けて4種の分類が存在し、それぞれ次のような特徴があることがわかりましたね。

「Ender-3シリーズ」の4分類
  • 高速プリントや振動補正、WiFi通信といった最新機能を搭載した「V3」
  • 約2万円の元祖「Ender-3」をはじめとする初期シリーズ「無印」
  • 多様なフィラメントに対応した「Ender-3 S1 Pro」など、充実機能のハイエンドシリーズ「S1」
  • 「無印」にオートレベリング機能等が搭載されたアップグレードシリーズ「Neo」

「Ender-3シリーズ」は造形サイズやオプション機能も機種によってさまざまで、

  • FDM方式3Dプリンターの初心者〜中級者まで満足できるラインナップ

となっています。

3Dプリンター選びの際には、機能と価格のバランスに注目しましょう。

機能や使い勝手が充実するほど、どうしても価格は高くなってしまいます。

最新機能を搭載していて、しかもコスパの良いFDM方式3Dプリンターがほしい!

→「Ender-3 V3 KE」

最低限の機能でいいからコスパが良いFDM方式3Dプリンターがほしい!

→「Ender-3」

価格は上がっても、かゆいところに手が届くFDM方式3Dプリンターがほしい!

→「Ender-3 V3」

のようなイメージで、自身の用途・作りたいモノにあわせて最適な機種を探してみましょう。

紹介した注目ポイントを参考に、あなたのお気に入りの「Ender-3シリーズ」3Dプリンターを選んでみてください!

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