こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
CrealityのFDM3Dプリンター「K1シリーズ」を徹底解説・徹底比較
していきたいと思います。
CrealityはFDM・光造形方式の3Dプリンターを販売する注目企業。
FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層)方式3Dプリンターとしては「Ender-3」をはじめとする「Enderシリーズ」が有名で、世界中の多くの3Dプリンターユーザーに愛用されています。
「K1シリーズ」は、そんなCrealityのFDM3Dプリンターとして2023年4月に登場。
最大600mm/sという爆速プリントや、CoreXY構造による高精度など、従来機から大幅に進化したフラッグシップモデルとなっています。
この記事では、
などについて解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!

\「K1シリーズ」を“マルチカラー化”するキットも登場/
モデル名 | K1 SE | K1 Max | K1 | |
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本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | - | ¥109,780 (2025-05-17 06:21 時点) | ¥158,700 (2025-05-17 14:40 時点) | ¥99,000 (2025-05-17 10:01 時点) |
価格(SK本舗) | - | |||
価格(Amazon) | ¥64,599 (2025-05-17 11:32 時点) | ¥95,999 (2025-05-17 04:55 時点) | ¥123,199 (2025-05-17 13:35 時点) | - |
価格(海外ストア) |
CoreXY3Dプリンターを格安で!コスパ機種「K1 SE」登場!

価格が高くなりがちなCoreXY3Dプリンター。
そんな常識を打ち破る最新機種「K1 SE」が2024年に登場。
ひとことで言えば、
「K1 SE」は「K1C」の廉価版
です。
「K1C」から以下のパーツを削ぎ落とすことで、低価格化を実現しています。
そして、注目の価格差は以下の通りです。
およそ$200(≒30,000円)の価格差があり、「K1 SE」の価格は5万円台前半になると想定されます。
2024年9月:Amazonに登場。ついに「格安CoreXY時代」の到来です。
アップグレードされて再登場!カーボンファイバー対応の「K1C」!
2024年初頭、あの「K1」がアップグレードされて再登場。
その名も「K1C」!
「K1」からアップグレードされた主なポイントは以下の通りです。
最大600mm/s・20000mm/s²の爆速3Dプリンターがアップグレードされて再登場。
「K1」登場時も気になっていたけどタイミングを逃していた…
という方にとっては特に、このアップグレードされた「K1C」を見逃す手はありませんね!
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Creality K1シリーズの特徴!〜「K1 Max」と「K1」の共通点〜

EnderシリーズやCRシリーズなど、多くのユーザーに愛されるFDM 3Dプリンターを手がけてきたCreality。
2023年4月に発表されたK1シリーズは、
従来のCreality製品の高い性能をさらに進化させた、新しいFDM3Dプリンターシリーズ
です。
まずは、「K1 Max」と「K1」に共通するK1シリーズの特徴について確認していきましょう。
【速度】最大600mm/sの高速3Dプリント

K1シリーズの最大の特徴は、
最大600mm/sという驚異的なプリントスピード
です。これは通常の3Dプリンターと比較してはるかに高速で、プリント時間を大幅に短縮できます。
どれくらい速いのか、一般的な家庭用3Dプリンターの代表格であるとともに、Crealityの往年のスタンダードである「Ender-3」と比較してみましょう。
「K1 Max」「K1」 | 「Ender-3」 | |
最大プリントスピード[mm/s] | 600 | 180 |
最大速度を単純比較すると、
ということになります。
Crealityの公式YouTubeでは、リアルタイムでプリントスピードを確認できる動画が公開されています。
まさに爆速ですね。。。!
【精度】Core XY構造と軽量プリントヘッドによる高精度プリンティング

K1シリーズは、ただ速いだけではありません。
これらを組み合わせることで、
慣性の影響を軽減した高精度な3Dプリントを可能に
しています。
さらに、プリントヘッドにはGセンサーが搭載されています。
高速プリント時の振動を自動検知し、リンギングの発生を抑制
します。
また、Z軸もアップグレードされており、
高さ方向のバンディングが軽減
されているため、なめらかな表面テクスチャを得ることができます。
【レベリング】ハンズフリーオートレベリングで自動完了!

オートレベリング機能のアップグレードにも注目です。
K1シリーズのヒートベッドには、レベリング(水平出し)用のセンサーが搭載
されています。3Dプリントが開始されると、オートレベリングプロセスが自動で実行され、ユーザ側が意識する必要なくオートレベリングが完了する仕様です。
「K1 Max」にはさらにAI LiDARが標準搭載され、より精度の高いレベリングが期待できます(後述)。
【温度】すばやい温度上昇&デュアルファンによるモデル冷却

K1シリーズは、ノズルの温度上昇まで高速です。新搭載のセラミックヒーターにより、
たったの40秒で200℃まで加熱することが可能
になっています。
さらに注目したいのが、デュアルファンによるモデル冷却システム。
これによってFDM3Dプリントにおける、
が期待できます。
【システム】独自オペレーティングシステム「Creality OS」を採用
K1シリーズでは、Creality独自のOS「Creality OS」が搭載されています。これにより、
といったメリットを享受できます。さらに、
などの特徴も備えています。
「K1 Max」と「K1」の相違点は?
同時発表されたK1シリーズの2機種「K1 Max」と「K1」。
簡単に言うと、
「K1 Max」は「K1」の上位互換
です。
「K1」がもつ機能は基本的に「K1 Max」も備えていると考えてよいでしょう。一方で、
「K1 Max」にしかない機能がいくつか存在
しています。代表的な違いを見ていきましょう。
最大造形サイズ
「K1 Max」は300×300×300mm、「K1」は220×220×250mmと、造形サイズに差があります。
AI LiDAR機能

「K1 Max」には、AI LiDARが搭載されています。
1umの解像度でヒートベッドを走査し、高精度なオートレベリングをサポートするだけでなく、初層のプリント状態をチェックして自動停止してくれるなどの機能を持っています。
「Motion Advance」というAI機能とも連動し、フィラメントの最適な供給量を制御してくれます。
AIカメラ
「K1 Max」にはAIカメラが標準搭載され、
といった便利機能が使えます。一方「K1」は標準搭載されていませんが、後付けキットが販売されています。
空気清浄機能
「K1 Max」には空気清浄機能も搭載されています。ABSなど、有害物質が発生しがちなフィラメントを多用する場合にはあると嬉しい機能ですね。
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K1シリーズのスペック・価格比較
モデル名 | K1 SE | K1 Max | K1 | |
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本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | - | ¥109,780 (2025-05-17 06:21 時点) | ¥158,700 (2025-05-17 14:40 時点) | ¥99,000 (2025-05-17 10:01 時点) |
価格(SK本舗) | - | |||
価格(Amazon) | ¥64,599 (2025-05-17 11:32 時点) | ¥95,999 (2025-05-17 04:55 時点) | ¥123,199 (2025-05-17 13:35 時点) | - |
価格(海外ストア) | ||||
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 355 x 355 x 482 | 355 x 355 x 482 | 435 x 462 x 526 | 355 x 355 x 480 |
本体重量[kg] | 10.24 | 12.4 | 18 | 12.5 |
構造 | CoreXY | CoreXY | CoreXY | CoreXY |
密閉 | × | ○ | ○ | ○ |
ヒートチャンバー | × | × | × | × |
組み立て | 組み立て済み | 組み立て済み | 組み立て済み | 組み立て済み |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 250 | 300 x 300 x 300 | 220 x 220 x 250 |
最大スピード[mm/s] | 600 | 600 | 600 | 600 |
推奨スピード[mm/s] | 300 | 300 | 300 | 300 |
最大加速度[mm/s²] | 20000 | 20000 | 20000 | 20000 |
最大押出流量[mm³/s] | - | - | - | - |
最大ノズル温度[℃] | 300 | 300 | 300 | 300 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 100 | 100 | 100 | 100 |
対応フィラメント | Hyper PLA/PLA/PETG/TPU | ABS, PLA, PETG, PET, TPU, PA, ABS, ASA, PC, PLA-CF, PA-CF, PET-CF | ABS, PLA, PETG, PET, TPU, PA, ABS, ASA, PC | ABS, PLA, PETG, PET, TPU, PA, ABS, ASA, PC |
マルチカラー | × | CFSに対応予定 1台で4色 最大16色 | × | × |
消費電力[W] | 350 | 350 | 1000 | 350 |
ディスプレイ | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ | ○ |
内部ストレージ[GB] | - | 8 | 8 | 8 |
カメラ/リモートモニタリング | × | ○ | ○ | × |
スライスソフト | Creality Print Cura PrusaSlicer | Creality Print Cura | Creality Print Cura Simplify3D PrusaSlicer | Creality Print Cura Simplify3D PrusaSlicer |
その他 | AI検知機能 エアフィルター搭載 | AI検知機能 AI LiDAR搭載 空気清浄機搭載 | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
おわりに〜価格と販売状況〜
以上、CrealityのFDM3Dプリンター「K1シリーズ」について、代表モデルの特徴や違いをまとめてきました。
最後に気になる販売状況について、ざっくり確認しておきましょう!
「K1シリーズ」販売状況
K1 Max

K1C

「K1 Max」と同じ600mm/sの爆速3Dプリントを楽しめつつ、カーボンファイバー対応やサイレントモードなども備わった「K1C」。
「K1 Max」ほどの造形サイズはいらないかな。。
10万円超えの価格はちょっとキツい。。。
カーボンファイバー対応やAIカメラが気になる!
そんな方にとって、「K1C」は魅力的な選択肢でしょう。
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