こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
Anycubicの家庭用FDM方式3Dプリンター「Kobraシリーズ」について解説
していきたいと思います。
Anycubicは家庭用3Dプリンターの有名企業です。FDM方式の「Megaシリーズ」や光造形方式の「Photonシリーズ」をご存知の方も多いでしょう。
そんなAnycubicのFDM方式3Dプリンターの中で、現在メインとなっているのが「Kobraシリーズ」。2022年の登場以来、多数の人気3Dプリンターがリリースされています。
今回は、
「『Kobraシリーズ』の特徴は?」
「『Kobraシリーズ』の最新機種はどれ?」
という方のために、
を行っていきたいと思います。ぜひ3Dプリンター選びの参考にしてみてください。
それでは見ていきましょう!
Anycubic Kobraシリーズの特徴は?
はじめに、
「Kobraシリーズ」とはどんな3Dプリンターなのか?
その特徴について確認しておきましょう。
2022年に初登場の家庭用FDM3Dプリンターシリーズ
「Kobraシリーズ」は、2022年に初登場となったAnycubicの家庭用FDM3Dプリンターラインナップ。
Anycubicが2021年以前に展開していた「Megaシリーズ」や「Vyper」から一新されています。
スタンダードなサイズから中・大型まで幅広いサイズ・性能の機種が取りそろえられています。
密閉なし・高コスパのベッドスリンガーFDM3Dプリンター
「Kobraシリーズ」に共通する構造上の特徴を見ていきましょう。
全機種が、一般的に想像される「家庭用の3Dプリンター」のイメージに合致したモデルです。
昨今家庭用としても普及しつつある「密閉」「CoreXY(CoreXZ)」といった構造は採用していません。着実なアップグレードを果たしながらも、あくまでも家庭用として導入しやすい「低コスト」を維持している印象があります。
2024年最新は高コスパマルチカラー機種「Kobra 3 Combo」
「密閉なし」「ベッドスリンガー」「カーテシアン」という、家庭用FDM3Dプリンターとして伝統的な構成を維持しながらも、着実なアップグレードを遂げる「Kobraシリーズ」。
なかでも、最新機種の「Kobra 3 Combo」は最大8色のマルチカラー3Dプリントに対応。詳しくは後述しますが、乾燥機能付きという際立った特徴をもつマルチカラーエンジン「ACE Pro」を携えて、「Kobra シリーズ」の新章開幕となりました。
【2024】Anycubic「Kobraシリーズ」全機種の詳細解説
「Kobraシリーズ」は、現在までに
の「3シリーズ」「11機種」が発表されています(2024年6月時点)。
ここからは、
「Kobraシリーズ」全機種の特徴を確認
していきましょう!
2024年最新のマルチカラーFDM3Dプリンター【Kobra 3 Combo】
2024年上半期に登場した「Kobra 3 Combo」は、Anycubic初のマルチカラー3Dプリンター。
3Dプリンター本体の「Kobra 3」と、1台あたり最大4色のフィラメントを格納できるマルチカラーエンジン「ACE Pro(Anycubic Color Engine Pro)」を連携させることで、マルチカラープリントを実現しています。
「Kobra 3」単体として見ても、
等のアップグレードを果たしています。
加えて、マルチカラーエンジン「ACE Pro」は、長時間のマルチカラープリントで気になるフィラメントの吸湿を防ぐ、乾燥機能を搭載。他社のマルチカラー対応機種を含めても珍しい要注目機能です。
高速&高コスパの優秀モデル!【Kobra 2】
2023年5月に発表された「Kobra 2」。
その最大の特徴は、
低価格帯ながら最大300mm/sという高速プリントを実現
している点にあります。昨今の「高速プリント」のトレンドをコスパ高く実現し、より多くの人が手に取ることができるという点で優れた機種だと言えるでしょう。
高速&最安モデル【Kobra 2 Neo】
「Kobra 2 Neo」の特徴は、
もっとも価格が安い「コスパ最強」高速3Dプリンター
という点です。250mm/sという高速3Dプリントを実現しながら、一部コストカットされている点に特徴があります。
コストカットに伴う、他の「Kobra 2シリーズ」との主な違いは以下のとおりです。
高速3Dプリンターを低価格で提供する以上、一部機能を低グレードにすることはやむを得ないことかと思います。「Kobra 2 Neo」を選択する方は頭に入れておきましょう。
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スタンダードサイズ最速モデル【Kobra 2 Pro】
「Kobra 2 Pro」の特徴は、
「Kobra 2シリーズ」のスタンダードサイズモデルでもっとも高速な3Dプリンター
という点です。ここで、スタンダードサイズモデル3種の最大プリントスピードを確認しておきましょう。
機種名 | 最大プリントスピード |
---|---|
Kobra 2 | 300mm/s |
Kobra 2 Neo | 250mm/s |
Kobra 2 Pro | 500mm/s |
「Kobra 2」「Kobra 2 Neo」も十分高速ですが、「Kobra 2 Pro」のプリントスピードは頭ひとつ抜けていることがわかりますね。ちなみに中型の「Kobra 2 Plus」、大型の「Kobra 2 Max」も同様に500mm/sです。
「造形サイズはスタンダードで十分だけど、できるだけ速い機種を選びたい!」
という方にうってつけのモデルと言えるでしょう。
また、上述のように、スタンダードモデルでは唯一の「内部ストレージ&アプリコントロール対応」です。この点も考慮して選択するようにしましょう。
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高速&中型モデル【Kobra 2 Plus】
「Kobra 2 Plus」の特徴は、
バランスのとれた「Kobra 2シリーズ」の中型モデル
という点です。
上述の「Kobra 2 Pro」との違いは造形サイズ程度で、単純に
「『Kobra 2 Pro』では小さいけど、『Kobra 2 Max』は大きすぎる…」
という方向けのモデルとなっています。
価格も「Kobra 2 Pro」と「Kobra 2 Max」の間をとった値なので、予算との兼ね合いで選ぶのも良いでしょう。
高速&大型モデル【Kobra 2 Max】
「Kobra 2 Max」の特徴は、
「Kobra 2シリーズ」で最大の高速3Dプリンター
という点です。どうしても時間がかかってしまう大型3Dモデルを、500mm/sの高速プリントできるというのは非常に魅力的ですね!
上述の「Kobra 2 Pro」「Kobra 2 Plus」との違いはやはり造形サイズ程度で、
「とにかく造形サイズの大きい高速3Dプリンターがほしい!」
という方に最適の機種となっています。
他ブランドを含めても、このレベルの造形サイズを500mm/sのスピードでプリントできる機種はほとんど存在しません(2023年9月時点)。現状の最速&最大級を実現した超強力な3Dプリンターが登場したと言って良いのではないでしょうか?
エントリーモデルの【Kobra】※販売終了
「Kobra」は、
「Kobraシリーズ」のスタンダードモデル
です。以下のような「Kobraシリーズ」の特徴的な機能をひと通りそろえています。
造形サイズ(幅×奥行き×高さ)は220×220×250mm³で、最大ノズル温度は260℃。このあたりは従来モデルや他社製品にもよく見られる標準的なスペックですね。
タッチ式ディスプレイを採用している点は、後述する「Kobra Go」「Kobra Neo」との違いになっています。
コスパ最重視のDIYモデルなら【Kobra Go】※販売終了
「Kobra Go」は
Kobraシリーズで唯一のDIYタイプFDM3Dプリンター
です。
低コストが魅力のDIYタイプながら、
の優良モデル。
以下のページで詳細解説していますので、「Kobra Go」が気になる方はぜひご覧ください!
ダイレクトドライブ式・PEIシート採用の【Kobra Neo】※販売終了
「Kobra Neo」は「Kobra」と同様にダイレクトドライブ式エクストルーダを採用しています。
ダイレクトドライブ式を採用するメリットはいくつかありますが、ここではAnycubic公式が強調している点をピックアップしてみましょう。
ちなみに、「Kobra Go」以前に発表された
の3モデルはボーデン式を採用していました。
スペックが近しい「Kobra」との主な違いは、
程度です。かなり似通った機種のため、価格差が選択の決め手になるのではないかと思います。
詳細スペックについては後述する比較表をご確認ください。
ちょっと大きめ3Dプリントには【Kobra Plus】※販売終了
「Kobra」と「Kobra Max」の登場から2ヶ月ほど遅れて発表された、「Kobra Plus」。
「Kobraシリーズ」の中では、まさに「中間」のモデルという位置付け
造形サイズや本体サイズ、本体価格など、どれをとっても「Kobra」と「Kobra Max」の間のスペックになっています。詳しくは「Kobraシリーズのスペック一覧!」の項目をご覧ください。
中間サイズの機種とはいえ、造形サイズは300×300×350mm³もあります。
これはおよそバスケットボール相当の大きさとのことで、
「『Kobra』では物足りないけど、『Kobra Max』は本体サイズが大きすぎる!」
という方にとっての、ちょうどよい第三の選択肢の登場となっています。
大型3Dプリント向けの【Kobra Max】※販売終了
「Kobra Max」の特徴は、
家庭用としては最大級の、大型の造形サイズ(400×400×450 mm³)
です。スタンダードサイズである「Kobra」と比較すると、幅・奥行き・高さのすべてが200mm近く大きくなっています。他社の3Dプリンターと比較しても右に出る機種は少なく、大型造形用途にはうってつけのモデルと言えるでしょう。
オートレベリング機能「LeviQ」に加えて、「Kobra Max」には、
も採用されています。デュアルZ軸を採用することで、精度を保ちながら大きな造形サイズを実現しています(下画像左側)。
【2024】Anycubic「Kobraシリーズ」スペック一覧
ここまで紹介してきた「Kobraシリーズ」のスペックについて、一覧で確認しておきましょう。
Kobra 3シリーズ
モデル名 | Kobra 3 Combo |
---|---|
本体イメージ | |
メーカー | Anycubic |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 452.9 x 504.7 x 483 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 250 x 250 x 260 |
エクストルーダ | クイックスワップ |
プリントスピード[mm/s] | 600 |
最大ノズル温度[℃] | 300 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 110 |
組み立て | 半組み立て済 |
プラットフォーム | PEIばね鋼 |
オートレベリング | ○ |
フィラメントセンサ | ○ |
停電時自動回復印刷 | ○ |
密閉 | × |
ディスプレイ | タッチ式 |
デュアルZ軸 | ○ |
データ入力 | USB Wi-Fi Anycubic Cloud |
本体重量[kg] | 9.2 |
スライスソフト | AnycubicSlicer Cura |
その他 | マルチカラー(ACE Pro)対応 LED搭載 |
出典 | 公式サイト |
Kobra 2シリーズ
モデル名 | Kobra 2 | Kobra 2 Neo | Kobra 2 Pro | Kobra 2 Plus | Kobra 2 Max |
---|---|---|---|---|---|
本体イメージ | |||||
メーカー | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 440 x 435 x 486 | 440 x 440 x 485 | 435 x 463 x 486 | 605 x 564 x 630 | 735 x 640 x 740 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 250 | 320 x 320 x 400 | 420 x 420 x 500 |
エクストルーダ | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト |
プリントスピード[mm/s] | 300 | 250 | 500 | 500 | 500 |
最大ノズル温度[℃] | 260 | 260 | 260 | 260 | 260 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 110 | 110 | 110 | 90 | 90 |
組み立て | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 |
プラットフォーム | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 |
オートレベリング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
フィラメントセンサ | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
停電時自動回復印刷 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
密閉 | × | × | × | × | × |
ディスプレイ | タッチ式 | ノブ式 | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 |
デュアルZ軸 | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
データ入力 | microSDカード | microSDカード | USB Anycubic APP | USB Anycubic APP | USB Anycubic APP |
本体重量[kg] | 8.4 | 7.3 | 8.4 | 13 | 21 |
スライスソフト | AnycubicSlicer PrusaSlicer Cura | AnycubicSlicer PrusaSlicer Cura | AnycubicSlicer PrusaSlicer Cura | AnycubicSlicer PrusaSlicer Cura | AnycubicSlicer PrusaSlicer Cura |
その他 | 最大プリントスピードはファームウェアアップデート後の値 | 内部ストレージ(8GB) アプリコントロール対応 | 内部ストレージ(8GB) アプリコントロール対応 ダブルモーターデュアルZ軸 | 内部ストレージ(8GB) アプリコントロール対応 ダブルモーターデュアルZ軸 | |
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
Kobraシリーズ
モデル名 | Kobra | Kobra Go | Kobra Neo | Kobra Plus | Kobra Max |
---|---|---|---|---|---|
本体イメージ | |||||
メーカー | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 430 x 486 x 486 | 445 x 443 x 490 | 445 x 443 x 490 | 560 x 546 x 605 | 715 x 665 x 720 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 250 | 300 x 300 x 350 | 400 x 400 x 450 |
エクストルーダ | ダイレクト | ボーデン | ダイレクト | ボーデン | ボーデン |
プリントスピード[mm/s] | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 |
最大ノズル温度[℃] | 260 | 260 | 260 | 260 | 260 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 110 | 110 | 110 | 100 | 90 |
組み立て | 半組み立て済 | 要組み立て | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 |
プラットフォーム | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | カーボランダムガラス | カーボランダムガラス |
オートレベリング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
フィラメントセンサ | × | × | × | ○ | ○ |
停電時自動回復印刷 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
密閉 | × | × | × | × | × |
ディスプレイ | タッチ式 | ノブ式 | ノブ式 | タッチ式 | タッチ式 |
デュアルZ軸 | × | × | × | ○ | ○ |
データ入力 | SDカード | SDカード | SDカード | SDカード | SDカード |
本体重量[kg] | 7.5 | 7 | - | 11 | 16 |
スライスソフト | Cura Repetier-Host simplify3D | - | Cura | Cura Repetier-Host simplify3D | Cura Repetier-Host simplify3D |
その他 | デュアル斜め支柱 | ||||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
「Kobraシリーズ」をAnycubic旧式モデルと比較!(2021年以前)
「Kobraシリーズ」のスペックについて把握できたところで、Anycubicの従来モデルと比較してみましょう。
比較対象として、似たような機能や同等の造形サイズをもつモデルどうしで比較します。
オートレベリング機能をもつモデルどうしで比較!
まずは、オートレベリング機能をもち、かつ同等の造形サイズをもつモデルで比較してみましょう。
「Kobra」と従来モデル「Vyper」を比較していきます。
モデル名 | Kobra | Vyper |
---|---|---|
本体イメージ | ||
メーカー | Anycubic | Anycubic |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 430 x 486 x 486 | 508 x 457 x 516 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 250 | 245 x 245 x 260 |
エクストルーダ | ダイレクト | ボーデン |
プリントスピード[mm/s] | 100 | 180 |
最大ノズル温度[℃] | 260 | 260 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 110 | 110 |
組み立て | 半組み立て済 | 要組み立て |
プラットフォーム | PEIばね鋼 | ばね鋼 |
オートレベリング | ○ | ○ |
フィラメントセンサ | × | × |
停電時自動回復印刷 | ○ | ○ |
密閉 | × | × |
ディスプレイ | タッチ式 | タッチ式 |
デュアルZ軸 | × | ○ |
データ入力 | SDカード | SDカード |
本体重量[kg] | 7.5 | 10 |
スライスソフト | Cura Repetier-Host simplify3D | Cura |
その他 | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト |
並べてみると、
などの類似点・相違点があることがわかりますね!
オートレベリングの点数は「Kobra」のほうが多い一方で、「Vyper」には2軸モータ搭載の利点があります。価格は「Kobra」の方が安い。どちらを選ぶか非常に迷いどころですね。。。
ひとまわり小さく、かつフィラメントスプールホルダーが上部についている「Kobra」のほうがスリムです。軽量かつコンパクトで設置場所に困らない点も「Kobra」の隠れた魅力ですね。
大型造形サイズモデルどうしで比較!
次に、造形サイズが標準よりも大きい2つのモデルを比較してみましょう。
「Kobra Max」と従来モデル「Mega X」を比較していきます。
モデル名 | Kobra Max | Mega X |
---|---|---|
本体イメージ | ||
メーカー | Anycubic | Anycubic |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 715 x 665 x 720 | 500 x 500 x 553 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 400 x 400 x 450 | 300 x 300 x 305 |
エクストルーダ | ボーデン | ボーデン |
プリントスピード[mm/s] | 100 | 100 |
最大ノズル温度[℃] | 260 | 250 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 90 | 90 |
組み立て | 半組み立て済 | 要組み立て |
プラットフォーム | カーボランダムガラス | - |
オートレベリング | ○ | × |
フィラメントセンサ | ○ | × |
停電時自動回復印刷 | ○ | × |
密閉 | × | × |
ディスプレイ | タッチ式 | タッチ式 |
デュアルZ軸 | ○ | ○ |
データ入力 | SDカード | SDカード |
本体重量[kg] | 16 | 19 |
スライスソフト | Cura Repetier-Host simplify3D | Cura |
その他 | デュアル斜め支柱 | デュアルY軸 |
出典 | 公式サイト | 公式サイト |
並べてみると、
などの違いがあることがわかりますね!
大きいモデルを造形したいという用途において、少し中途半端であった「Mega X」から、他社3Dプリンターと比較してもかなり大きな部類に入る「Kobra Max」へ順当に進化した印象です。
さらに、造形サイズが大きいだけでなく、オートレベリング機能やフィラメント切れ検知機能のようなプリントサポート機能が充実している「Kobra Max」はかなり優秀なモデルとなっています。
【まとめ】Kobraシリーズは特徴さまざま。しっかり比較しよう
今回は、AnycubicのFDM3Dプリンター「Kobraシリーズ」について解説してきました。
最後に、「Kobraシリーズ」各種の特徴について復習して締めくくりたいと思います。
10万円以下の高コスパマルチカラーデビューならコレ!【Kobra 3 Combo】
初心者に最適!スタンダードモデルなら【Kobra 2 Pro】
高コスパモデル!【Kobra 2 Neo】
「Kobra 2 Pro」と「Kobra 2 Max」の中間スペックなら【Kobra 2 Plus】
大型造形なら絶対にコレ!【Kobra 2 Max】
比較表も参考にしつつ、自身の用途に合った最適な「Kobraシリーズ」3Dプリンターを選んでみてくださいね!