こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、これまで家庭用光造形3Dプリンター各種が発売された時期について、年表形式で解説していきます。
多くのブランドがしのぎを削る家庭用3Dプリンター業界。これから3Dプリンターを選ぼうとする初心者の方にとっては、
「3Dプリンターって種類多くない??」
「この機種って新しいの?古いの?」
と困惑してしまうのではないでしょうか?(かつては筆者自身もその1人でした)
そこで今回は、主要各社が2017年以降にリリースした光造形3Dプリンターの発売時期について整理し、解説していきます。
「すでに3Dプリンターをもってるよ!」という方にとっても、3Dプリンター業界がどのような変遷をたどって今に至るのか知ることができる内容になっています。ぜひ最後までご覧ください。
それでは見ていきましょう!
- 家庭用光造形3Dプリンター年表【ELEGOO/Anycubic/Creality】
- 2017年:Photonシリーズ初公開!
- 2018年:Marsシリーズ初公開!
- 2019年:人気シリーズ後継登場!
- 2020年上半期:Saturnシリーズ初公開!4K3Dプリンター登場!
- 2020年下半期:4K3Dプリンター続々登場!
- 2021年上半期:HALOTシリーズ初公開!小型機種でも4K続々!
- 2021年下半期:Jupiter初公開!6K3Dプリンター登場、DLP初公開!
- 2022年上半期:Photon M3シリーズ初公開!8K3Dプリンターも登場!
- 2022年下半期:DLP第二弾登場!8K3Dプリンターも続々登場!
- 2023年上半期:12K3Dプリンター登場!造形スピード170mm/hも!
- 2023年下半期:14K3Dプリンター登場!
- 2024年上半期:14K続々登場&高速レジン不要タイプも!
- まとめ〜発売の歴史を知って自身の3Dプリンター選びに活かそう!〜
家庭用光造形3Dプリンター年表【ELEGOO/Anycubic/Creality】
年表の解説に入る前に、この記事の前提について示しておきます。
家庭用3Dプリンターの発売時期は、「○月×日」のように明確ではありません。また、発表されてから時間の経っている機種は情報が見つけにくいものもあります。そこで、1年を2つの時期に分けて「上半期」「下半期」のそれぞれの時期で発表された機種をひと括りにしています。
それでは年表を見ていきましょう!
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 2020年上半期
- 2020年下半期
- 2021年上半期
- 2021年下半期
- 2022年上半期
- 2022年下半期
- 2023年上半期
- 2023年下半期
- 2024年上半期
2017年:Photonシリーズ初公開!
Anycubicの人気ラインナップであるPhotonシリーズが初公開されたのは2017年。同名の「Photon」が公開されました。
2018年:Marsシリーズ初公開!
ELEGOOの人気ラインナップであるMarsシリーズが初公開されたのは2018年。同名の「Mars」が公開されました。
2019年:人気シリーズ後継登場!
2019年は、AnycubicのPhotonシリーズから「Photon S」、ELEGOOのMarsシリーズから「Mars Pro」が発表されました。
2020年上半期:Saturnシリーズ初公開!4K3Dプリンター登場!
2020年の上半期には、ELEGOOからSaturnシリーズの初号機「Saturn」が登場しました。造形サイズの大きさや、今回紹介する3社としては初の4K3Dプリンターとして話題となりました。
その他にも、Anycubicから「Photon Mono」、「Photon Zero」が登場しました。
モデル名 | Saturn | Photon Mono |
---|---|---|
本体イメージ | ||
メーカー | ELEGOO | Anycubic |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 280 x 240 x 446 | 227 x 222 x 383 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 192 x 120 x 200 | 130 x 80 x 165 |
Z軸精度[mm] | 0.00125 | 0.01 |
積層ピッチ[mm] | 0.01-0.15 | 0.01-0.15 |
ピクセルサイズ[mm] | 0.05 | 0.051 |
ピクセル数(XY) | 3840 x 2400 | 2560 x 1620 |
プリントスピード[mm/h] | 30-40 | Max 50 |
データ入力 | USB | USB |
本体重量[kg] | 10 | 4.5 |
スライスソフト | Chitu DLP Slicer | Photon workshop |
その他 | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト |
2020年下半期:4K3Dプリンター続々登場!
ELEGOOに続いてAnycubicから「Photon Mono X」、Crealityから「LD-006」という4K3Dプリンターが登場しました。
ELEGOO「Mars 2 Pro」、Anycubic「Photon Mono SE」が登場したのもこの時期でした。
モデル名 | Mars 2 Pro | Photon Mono X | Photon Mono SE |
---|---|---|---|
本体イメージ | |||
メーカー | ELEGOO | Anycubic | Anycubic |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 200 x 200 x 410 | 290 x 270 x 475 | 220 x 200 x 400 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 129 x 80 x 160 | 192 x 120 x 245 | 130 x 78 x 160 |
Z軸精度[mm] | 0.00125 | 0.01 | 0.01 |
積層ピッチ[mm] | 0.01-0.2 | 0.01-0.15 | 0.01-0.15 |
ピクセルサイズ[mm] | 0.05 | 0.05 | 0.051 |
ピクセル数(XY) | 2560 x 1620 | 3840 x 2400 | 2560 x 1620 |
プリントスピード[mm/h] | 30-50 | Max 60 | Max 80 |
データ入力 | USB | USB | USB |
本体重量[kg] | 6.2 | 10.75 | 8.2 |
スライスソフト | ChituBox | Photon workshop | Photon workshop |
その他 | 消臭機能付き | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
2021年上半期:HALOTシリーズ初公開!小型機種でも4K続々!
2020年下半期には、Crealityの光造形3DプリンターラインナップHALOTシリーズが初公開。「HALOT-SKY」、「HALOT-ONE」が登場しました。
驚異のコスパを誇ったエントリーモデルのELEGOO「Mars 2」や、後継機種の4K3Dプリンター「Mars 3」が登場しました。ピクセルサイズの小さいLCDが使用され、小型機種でも4K3Dプリンターが登場しはじめました。
モデル名 | HALOT-ONE | Mars 2 | Mars 3 |
---|---|---|---|
本体イメージ | |||
メーカー | Creality | ELEGOO | ELEGOO |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 221 x 221 x 404 | 200 x 200 x 410 | 227 x 227 x 438.5 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 127 x 80 x 160 | 129 x 80 x 150 | 143.43 x 89.6 x 175 |
Z軸精度[mm] | - | 0.00125 | 0.00125 |
積層ピッチ[mm] | - | 0.01-0.2 | 0.01-0.2 |
ピクセルサイズ[mm] | 0.05 | 0.05 | 0.035 |
ピクセル数(XY) | 2560 x 1620 | 2560 x 1620 | 4098 x 2560 |
プリントスピード[mm/h] | 60 | 30-50 | (1.5-3s) |
データ入力 | - | USB | USB |
本体重量[kg] | - | 6.2 | 5.2 |
スライスソフト | - | ChituBox | ChituBox |
その他 | 消臭機能付き | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |