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【2024】家庭用3Dプリンターの価格はいくら?価格別おすすめモデルを紹介!

〜景品表示法に基づく表記:本サイトのコンテンツにはプロモーションが含まれている場合があります〜

こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、3Dプリンターをはじめたい初心者の方に向けて

家庭用3Dプリンターの価格帯について徹底解説

していきます。この記事を読めば、

  • 家庭用の3Dプリンターはどのくらいの価格帯で販売されていて
  • 価格帯ごとにどのくらいの性能差があるのか
  • 価格別のおすすめモデル

がしっかりわかる内容になっています。

家庭用3Dプリンターを販売する各社は数ヶ月に1度新製品を販売しており、価格ごとのおすすめ3Dプリンターは日々アップデートされていきます。

  • 最新3Dプリンターを解説する当メディア目線で、各価格帯のおすすめモデルについても紹介

していきます。

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管理人:ウノケン
この記事を書いているのはどんな人?
  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター32機種・3Dスキャナー6機種の使用経験
  • 3Dプリント品販売点数1,000個以上
  • 3Dプリンター関連動画をYouTube投稿中!

「さっそく価格帯ごとの特徴を知りたい!」

という方は「価格帯ごとの特徴とおすすめ家庭用3Dプリンター【FDM/光造形】」の項目までジャンプしてみてください。

それでは見ていきましょう!



はじめに 〜3Dプリンターとは〜

3Dプリンターとは名前の通り、

立体的(3D)な造形物を印刷(プリント)する装置

です。3Dデータを元にフィラメントやレジンといった樹脂を層状に固めていくことで造形物が形作られます。

2000年代以前は業務用として使用されることが多かった3Dプリンター。今では多数の家庭用(コンシューマ向け)3Dプリンターメーカーがしのぎを削り、高性能な機種が家庭用として手の届く価格帯で購入できるようになっています。

家庭でも気軽に3Dプリンターが使えるようになり、フィギュアや生活雑貨など、アイデアを活かした造形物制作を楽しむ方が増えてきています。

自分の思い描いた立体形状を

  • すばやく
  • 手軽に
  • 高精度で

形にできる唯一無二の存在として、今まさに世界中の家庭に3Dプリンターの普及が進んでいます。

家庭用3Dプリンターの種類【購入前に知っておくべき2種類】

現在、市販されている家庭用3Dプリンターには、大きく分けて次の2つの種類があります。

  • FDM(Fused Deposition Modeling)方式
  • 光造形方式

FDM(Fused Deposition Modeling、熱溶解積層法)方式

FDM方式3Dプリンター本体(左)とフィラメント(右)(出典:Creality)

「FDM(Fused Deposition Modeling)」は、日本語で「熱溶解積層法」と訳されます。

「FDM」という名称はもともと、3Dプリンターの大手企業であるストラタシス社の商標です。そのこともあり、「FFF(Fused Filament Fabrication)」という一般名称で呼ばれることもあります。FDMとFFFは同じ方式を指しています。

FDMは、

熱で繊維状の樹脂(フィラメント)を溶解して、積層する方式

です。「熱溶解積層」の名前のとおりですね。

光造形方式

光造形方式3Dプリンター本体(左)とレジン(右)(出典:ELEGOO)

「光造形」も家庭用3Dプリンターにおける代表的な2つの方式のうちの1つです。

その名の通り「光」を使った造形方式で、

液体の樹脂(レジン)を1層1層固めながら3次元形状を形成

していきます。

ひとくちに「光造形」といっても、用いる光源やシステムの違いに応じて、SLAやLCD、DLPなどいくつかの種類があります。



3Dプリンターを選ぶときのポイント

続いて、

3Dプリンターを選ぶ際に着目したいポイントについて解説

していきます。

3Dプリンターのスペック表を見ると、たくさんの項目が並んでいます。人それぞれ注目するポイントは異なるかと思いますが、FDM方式と光造形方式のそれぞれでここだけは押さえておきたいポイントについてピックアップしていきます。

価格【FDM/光造形】

まず誰もが気になるであろうポイントが、

3Dプリンター本体の「価格」

です。

光造形3Dプリンターの中には、数百万円もするようなモデルも存在します。例えば、以下の画像はFormlabs社の「Form 3L」というモデルで、お値段なんと約200万円(執筆時点)となっています。

出典:Formlabs Form 3L

さすがに個人の趣味に使う装置にしては手が届かない価格ですよね。このような数十万円以上の価格の3Dプリンターは業務用なので、家庭用の3Dプリンター購入を考える際には候補から外してOKです。

それでは、家庭用の光造形3Dプリンターの相場はどの程度なのでしょうか?

フィギュア等を造形するうえで十分な性能をもった光造形3Dプリンターの価格は、

「2万円以上10万円未満」

です。最近は2、3万円でも十分高品質な3Dプリンターを購入することができるのです。業務用に比べて100分の1程度の価格で購入できるのは驚きですよね。

「2、3万円の3Dプリンターで本当に品質の高いフィギュアが造形できるの?」

と思われるかもしれませんが、ご安心を。筆者自身も3万円弱の3Dプリンターをメインで使用していました。3万円弱の3Dプリンターでも、販売できるレベルの高品質なフィギュアを安定してプリントすることが可能です。

3万円程度であれば、使いこなせるか不安な初心者の方でも手を出しやすい価格帯なのではないでしょうか?

造形可能サイズ【FDM/光造形】

出典:ELEGOO「Mars 3 Pro」

次に着目したいポイントは、

3Dプリンターで「造形できるサイズ」

です。

「部屋が埋まるほどのドデカいフィギュアを作りたい!!」

という方は少ないと思いますが、どれくらいのサイズのモノが作れるかは確認しておきたいところですよね。

一般的な家庭用3Dプリンターの造形可能サイズは以下のイメージです。

一般的な家庭用「FDM」3Dプリンターの造形可能サイズ
  • 幅:200〜300mm
  • 奥行き:200〜300mm
  • 高さ:250mm〜350mm
一般的な家庭用「光造形」3Dプリンターの造形可能サイズ
  • 幅:100mm〜200mm
  • 奥行き:60mm〜120mm
  • 高さ:150mm〜250mm

数値ではわかりにくいですね。ざっくりとした造形サイズ(光造形)のイメージは、

「1Lの牛乳パックを縦にして、横に2つ並べた体積」

前後です。一般的なフィギュア作りには十分なサイズなのではないかと思います。

もちろんモデルによってサイズは異なるので、購入前に確認しておきましょう。

ピクセル数・解像度【光造形】

出典:ELEGOO「Saturn 2 8K」

3つ目のポイントは、

光造形3Dプリンターの「ピクセル数・ピクセルサイズ」

です。

これらの数値は直感的にわかりにくいかもしれません。イメージとしては、「どれくらいきれいに造形できるか?」を表す数値と思ってもらえればOKです。

最近の家庭用光造形3Dプリンターでは、低価格帯でも

  • 4K(横4,000×縦2,000前後の解像度)
  • 8K(横8,000×縦4,000前後の解像度)

を超えるピクセル数のモデルが登場しており、高精細な3Dモデルを手軽にプリントできるようになっています。

また、ピクセルサイズが小さい3Dプリンターは、それだけ細かい形状まで造形することが可能です。一方で、ピクセルサイズの大きい3Dプリンターでは、作成した3Dデータの細かい部分が潰れてしまって再現できないこともあります。

もちろん、高解像度の3Dプリンターになるほど価格は高くなる傾向にあります。予算と自身の用途に合わせたモデルを選ぶようにしましょう。



価格帯ごとの特徴とおすすめ家庭用3Dプリンター【FDM/光造形】

ここからは、

家庭用3Dプリンターの価格帯ごとの特徴について、代表的な機種とともに解説

していきます。

以下のように、「FDM」と「光造形」のそれぞれについて5段階に分けています(リンクから各価格帯にジャンプできます)。

  • どのくらいの価格帯で
  • どのような機能を搭載しているのか
  • どのくらいのサイズや解像度を実現できるのか

把握していきましょう。

円安の影響等で価格が上がっている場合があります。価格帯はあくまでも目安である点にご注意ください。

【2万円台・FDM】要組み立てのエントリーモデル

FDM3Dプリンターは、

最安値であれば2万円前半で購入することも可能

です。3Dプリンターがこの価格帯で買えてしまうのは驚きですよね。

この価格帯のFDM3Dプリンターの特徴は、以下の通りです。

  • 組み立て式(DIY)3Dプリンターが多い
  • 機能は最低限。サポート機能はほとんどついていない
  • 造形サイズはスタンダード(220mm × 220mm × 250mm程度)

特に初心者の方は、

  • 組み立て式である点に注意

しましょう。以下のように、フレーム部分や電源、インターフェース(スクリーン)といったパーツがバラバラの状態で配送され、ユーザ自身で組み立てることになります。DIY好きの方にとっては、かえってうれしい(?)ポイントかもしれません。

出典:Creality

おすすめ3Dプリンター:Creality「Ender-3」

2万円台のFDM3Dプリンターの代表的な存在は、「Creality Ender-3」です。2017年の登場以来、その圧倒的なコスパの良さ・カスタマイズ性の高さから世界中のユーザに愛され、80万台以上出荷されています(出典:Creality「Ender-3」)。

多少の手間や機能の乏しさには目をつむる必要がありますが、最安でFDM3Dプリンターを手に入れたい方は検討すると良いでしょう。

【2万円台・光造形】造形サイズ・解像度が小さいエントリーモデル

2万円台の光造形3Dプリンターは、初心者向けのエントリーモデル

と捉えるべきでしょう。

造形サイズが小さく、解像度(ピクセル数)も高くはありません。光造形3Dプリンターとは何か?を最低限知ることができる、まさにエントリーモデルといったスペックになっています。

おすすめ3Dプリンター:Anycubic「Photon Mono 2」

2万円の光造形3Dプリンターはあまり多くありません。かつてはELEGOO「Mars 2」の人気が非常に高くおすすめでしたが、現在は実質的に販売が終了しているようです。

現状入手可能な2万円台の3Dプリンターに、Anycubic「Photon Mono 2」があります。

  • コンパクトな造形サイズ(143×89×165mm³)
  • 解像度はしっかり4K

最小コストで光造形3Dプリンターデビューしたい方におすすめの1台です。

FDMの「Ender-3」と光造形の「Photon Mono 2」を比較するとわかるように、同等の価格帯であれば基本的にはFDM3Dプリンターの方が造形サイズが大きいです。

【3〜4万円台・FDM】半組立済み・高速・オートレベリング搭載モデルも視野

  • 組み立てやすさ
  • 機能性
  • 価格帯

のバランスから、

3〜4万円台のFDM3Dプリンターはもっとも初心者の方におすすめしたい価格帯

です。

この価格帯では、

  • 半組み立て済みの3Dプリンターが多い

です。下の画像のように、配送される段階で大部分のパーツが組み立て済みになっているため、ユーザは15分ほどの時間で組み立てを完了することが可能です。

加えて、この価格帯で近年販売されている3Dプリンターは、

  • オートレベリングのようなサポート機能を搭載している場合が多い

です。

以上のように、3〜4万円台の3Dプリンターは使いはじめや毎回のプリントに伴う難しさが極力抑えられています。初心者の方でも抵抗なく3Dプリンターデビューが果たしやすい価格帯と言えるのではないでしょうか。

おすすめ3Dプリンター:Anycubic「Kobra 2」

半組み立て済みで、かつオートレベリングを搭載しているおすすめの3Dプリンターは「Kobra 2」です。この価格帯ながら、最大プリントスピードが250mm/sという高速性を兼ね備える優秀な3Dプリンターです。

レビュー記事に使用感を詳しく記載しているので、ぜひご覧ください。

【3〜4万円台・光造形】小型ながら9Kモデルも購入可能

光造形3Dプリンターにおいても、3〜4万円台はイチオシの価格帯

です。

造形サイズは決して大きくないものの、2万円台にくらべればひと回り大きく、解像度(ピクセル数)は9Kに到達する機種も見られます。光造形3Dプリンターの特徴である「なめらかさ」を体感する上で、9K解像度をこの価格帯で味わえるのはうれしいですよね。

おすすめ3Dプリンター:ELEGOO「Mars 4」

この価格帯でおすすめの3Dプリンターは、ELEGOO「Mars 4」です。造形サイズは決して大きくないものの、

  • ピクセル数9K
  • ピクセルサイズ18um

という驚異的なスペックを誇ります。

Wi-Fi搭載の上位機種「Mars 4 Ultra」は、8〜9月頃実機レビュー予定です。乞うご期待!



【5〜6万円台・FDM】オプション充実で快適な3Dプリント!

5〜6万円台のFDM3Dプリンターであれば、スタンダードな造形サイズとオートレベリングのような最低限のサポート機能のみならず、

プラスアルファの機能が搭載された機種が選択肢

に入ってきます。

おすすめ3Dプリンター:Creality「Ender-3 S1 Pro」

筆者も使用している「Creality Ender-3 S1 Pro」の例を見てみましょう。主な「プラスアルファ」機能として、

  • 3Dプリント品を取り外しやすいPEIプラットフォームの採用
  • 造形可能なフィラメントの種類が増える高温対応(ノズル最高温度300℃)
  • 暗環境の操作性が向上するLED搭載

などが挙げられます。

このようなサポート機能は、あるかないかで3Dプリント体験の質が大きく変わります。毎回の3Dプリントがしやすくなることを考えれば、初期投資にプラス1万円することも一度検討してみるべきかと思います。

【5〜6万円台・光造形】造形サイズの選択肢拡大、中型モデルも

5〜6万円台であれば、解像度だけでなく、

造形サイズのひと回り大きい光造形3Dプリンターが選択肢

に入ります。

例えば、筆者自身が使用している「ELEGOO Saturn S」の造形体積は、3〜4万円台の光造形3Dプリンター(例「ELEGOO Mars 3 Pro」)の約2倍です。

「Mars 3 Pro」(左) と「Saturn S」(右) の造形サイズ(出典:ELEGOO)

造形可能な体積が大きいと、

  • 小型機種では3Dプリントできないサイズの造形が可能
  • 一度にたくさんのパーツを3Dプリントできる

というメリットがあります。FDM3Dプリンターとは異なり、光造形3Dプリンターは大面積を一度にプリントできる特徴があり、同じ造形時間でもプリンタ次第で何倍もの造形体積を実現することが可能です。

おすすめ3Dプリンター:ELEGOO「Saturn 3」

この価格帯で最新のおすすめ3Dプリンターは、ELEGOO「Saturn 3」です。特徴は、

  • 12K解像度
  • 中型の造形サイズ(218.88×122.88×250mm³)

です。

驚きの解像度もさることながら、「Marsシリーズの控えめな造形サイズでは物足りない!」というユーザのニーズをしっかり満たした充実のサイズ感がおすすめの1台です。

【7〜9万円台・FDM】密閉型爆速モデルも射程圏内

7〜9万円台になると、

密閉型の3Dプリンターも選択肢

に入ってきます。密閉型の3Dプリンターは、

  • 組み立てる必要がなく、すぐにプリントを開始できる
  • 筐体による保温性・安定性(造形精度)が高い
  • 高温のノズルや可動部分がむき出しになっておらず、安全性が高い

というメリットがあります。

「FDM3Dプリンターをはじめたいけど、子どもがうっかり触ってしまわないか心配」

という方も安心して購入することが可能です。

おすすめ3Dプリンター:Creality「K1」

この価格帯のおすすめ3Dプリンターは、Creality「K1」です。

上記の密閉型3Dプリンターに共通する特徴の他、

  • 最大600mm/sという爆速のプリントスピード

が特徴の1台です。造形サイズが小さくなりがちな密閉型でありながら、220×220×250mm³という十分な造形サイズを実現しているところも魅力的ですね。

【7〜9万円台・光造形】高速かつ便利機能豊富な機種も購入可能

7〜9万円台の光造形3Dプリンターは、

  • 解像度
  • 造形サイズ

に加え、

プラスアルファの便利機能を備えた3Dプリンター

を購入することが可能です。

おすすめ3Dプリンター:Creality「HALOT-MAGE PRO」

この価格帯のおすすめ3DプリンターはCreality「HALOT-MAGE PRO」です。

  • 8K解像度
  • 中型の造形サイズ(228×128×230mm³)

というスペックに加え、

  • 最大170mm/hのプリントスピード
  • スマートレジンポンプ(レジンを自動で補充したり戻したりする機能)搭載

というプラスアルファ機能を備えたハイエンド3Dプリンターとなっています。



【10万円台〜・FDM】先進機能を搭載した産業レベルに迫るクオリティ!

10万円以上となると、

家庭用というよりも産業用に片足を突っ込んだ価格帯

となります。家庭用として導入する場合も、高度な品質と利便性を求める中級者以上の方が対象となるでしょう。

10万円を超える価格帯になると、

  • 密閉型は当たり前
  • 密閉型でも造形サイズは20cm × 20cm × 20cm以上
  • Wi-Fi接続機能搭載

といった低価格帯ではなかなか見られない性能がスタンダードになります。さらに、

  • AI搭載
  • 2種類のフィラメントを同時使用可能
  • 1軸のみ造形サイズが無限大

のような特殊機能をもつ3Dプリンターも存在します。

標準的な家庭用3Dプリンターでは満足できない玄人の方は上記のような先進機能・特殊機能をもつ3Dプリンターに手を出してみてはいかがでしょうか?

おすすめ3Dプリンター:Creality「K1 Max」

10万円を超える価格帯でおすすめなのは、Creality「K1 Max」です。さきほど登場した「K1」の上位機種で、「K1」にはない以下のような追加機能を備えています。

  • 造形サイズが大きい(K1:220×220×250 → K1 Max:300×300×300)
  • AI LiDAR機能搭載
  • AIカメラ搭載
  • 空気清浄機能搭載

3Dプリンターの最先端を味わうことができるCreality 「K1 Max」。十数万円の軍資金を用意できる方は、ぜひ検討してみてください。

【10万円台〜・光造形】高解像度大型モデルで特大造形・大量生産

光造形3Dプリンターも、

10万円を超える価格帯になると趣味の領域を出た世界

が待っています。

特に、一定以上の造形サイズ(高さ>30cmほどが目安)を実現するには、10万円を超える3Dプリンターが必要となるのが現状です。

例えば、

  • 「Phrozen Sonic Mega 8K」:造形高さ40cm
  • 「Peopoly Phenom XXL V2」:造形高さ55cm

です。ここまで紹介してきたような家庭用光造形3Dプリンターとは次元が異なる性能をもつことがわかりますね。

特大サイズの造形や大量生産を目的として、副業の設備投資に使うような用途で活躍してくれることでしょう。

おすすめ3Dプリンター:Anycubic「Photon M3 Max」

この価格帯でおすすめの3Dプリンターは、Anycubic「Photon M3 max」です。

298×164×300mm³という大型の造形サイズを実現しながら、20万円以下という(比較的)現実的な価格で購入できる3Dプリンターです。

  • 大きなパーツを分割せずに1度にプリント
  • 細かいパーツを一気に大量生産

上記のような用途に適した3Dプリンターを探している方は検討してみると良いでしょう。

おわりに:価格帯ごとに「できること」をしっかり確認しよう

今回は、3Dプリンターをはじめたい初心者の方に向けて

家庭用3Dプリンターの価格帯について徹底解説

してきました。どのくらいの価格帯の3Dプリンターであれば、どれくらいのサイズや解像度でプリントできるのかという感覚がつかめたのではないでしょうか?

「大は小を兼ねる」というように、高価な3Dプリンターであれば多くのことができるのは事実です。一方で、誰もが大型の3Dプリントをしたいわけでもなければ、高解像度を求めるわけでもないというのも確かでしょう。

  • 自分が3Dプリントしてみたいものがフィギュアなのか、実用品なのか?
  • サイズはどれくらいなのか?
  • 利便性を重視するのか?

3Dプリンターを選ぶ上で、考慮すべき項目は多いです。当メディアの記事や比較ツールを活用して、満足のいく選択ができるよう検討してみてくださいね!

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