こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
主要ブランドから2023年に発売された最新の家庭用3Dプリンター全機種を紹介
していきます。
多数のブランドが毎年何台もの新機種を発表する家庭用3Dプリンター業界。数年前に流行った機種と比べると
な機種が続々登場しています。
「この3Dプリンターは新しいの?」
「よく聞く名前だから買おうと思ったけど、調べたらかなり古い機種だった…」
「今買うならどの3Dプリンター?」
という方が3Dプリンター選びに迷うことのないように、2023年に発売された最新の機種に限定して主要ブランドの3Dプリンターをイッキに解説していきます。
後半では、実機検証したオススメの3Dプリンターも厳選して3台紹介しています。ぜひ3Dプリンター選びの参考にしてみてください。
「Bambu Lab」の最新機種まとめはYouTube限定で公開中!
YouTubeでもブランド別に2023年新登場機種を解説しています。記事と合わせてご活用ください。
それでは見ていきましょう!
- 【2023年登場】最新家庭用3Dプリンターの特徴【FDM/光造形】
- 【2023】主要ブランドの最新3Dプリンター全機種紹介【FDM編】
- 【Anycubic】「Kobra 2」
- 【Anycubic】「Kobra 2 Neo」
- 【Anycubic】「Kobra 2 Pro」
- 【Anycubic】「Kobra 2 Plus」
- 【Anycubic】「Kobra 2 Max」
- 【Creality】「K1」
- 【Creality】「K1 Max」
- 【Creality】「Ender-3 V3 KE」
- 【Creality】「Ender-3 V3 SE」
- 【Creality】「CR-10 SE」
- 【ELEGOO】「Neptune 4」
- 【ELEGOO】「Neptune 4 Pro」
- 【ELEGOO】「Neptune 4 Plus」
- 【ELEGOO】「Neptune 4 Max」
- 【ELEGOO】「OrangeStorm Giga」
- 【2023】主要ブランドの最新3Dプリンター全機種紹介【光造形編】
- 【Anycubic】「Photon Mono 2」
- 【Anycubic】「Photon Mono X 6Ks」
- 【Anycubic】「Photon Mono M5」
- 【Anycubic】「Photon Mono M5s」
- 【Anycubic】「Photon Mono M5s Pro」
- 【Creality】「HALOT-MAGE」
- 【Creality】「HALOT-MAGE Pro」
- 【ELEGOO】「Mars 4」
- 【ELEGOO】「Mars 4 Ultra」
- 【ELEGOO】「Mars 4 Max」
- 【ELEGOO】「Mars 4 DLP」
- 【ELEGOO】「Saturn 3」
- 【ELEGOO】「Saturn 3 Ultra」
- 【ELEGOO】「Jupiter SE」
- コスパ最強はどれ?実機検証してわかったオススメ3Dプリンター3選
- まとめ:トレンドをつかんで最新の3Dプリンターをゲットしよう
【2023年登場】最新家庭用3Dプリンターの特徴【FDM/光造形】
個別の機種について解説する前に、
2023年に登場した家庭用3Dプリンター(FDM/光造形)の特徴
について解説していきます。
ここで家庭用3Dプリンター業界の「トレンド」を掴んでおきましょう。
【FDM】最大600mm/s!コスパ最強の高速機種が目白押し!
2023年に登場したFDM方式3Dプリンターの特徴は、なんといっても
最大プリントスピードの速い機種が続々登場している
ことです。
CoreXY構造を採用したCreality「K1シリーズ」をはじめとして、各社から500mm/sを超える高速3Dプリンターが次々にリリース。2〜3万円台という低価格帯においても、最大プリントスピード200mm/s超えが当たり前になってきています。
プリントスピードが速いということは、その分短い時間でプリントが完了するということです。生産性に直結することを考えると、1〜2年前の「低速」な3Dプリンターを使っている方は買い替えを考えても良いかもしれません。
このトレンドを考慮して、
していきます。
【光造形】最大14K!超高精細&高速機種が続々登場
2023年に登場した光造形方式3Dプリンターの特徴は、
高画素・微細ピクセル化&高速化
です。
光造形3Dプリンターの画素数増加には目を見張るものがあります。たった数年前までは、「4K」や「8K」がもてはやされていましたが、それも今は昔。2023年には「9K」や「12K」、さらには「14K」といった高画素数の3Dプリンターが多数登場しています。
これに伴い、ピクセルサイズも微細化が進行。18umや19umといった超微細なピクセルサイズが主流となりつつあります。
また、光造形3Dプリンターにおいても注目したいのが、プリントスピードの高速化。「FEPフィルム」「PFAフィルム」に代わる新しい「ACFフィルム」など、高速化に貢献するシステム・パーツの採用が進んでいます。
このトレンドを考慮して、
していきます。
【2023】主要ブランドの最新3Dプリンター全機種紹介【FDM編】
それでは、
2023年に登場した最新のFDM3Dプリンターをイッキに確認
していきましょう。
今回紹介する機種のスペック一覧は以下の通りです。
モデル名 | Kobra 2 | Kobra 2 Neo | Kobra 2 Pro | Kobra 2 Plus | Kobra 2 Max | K1 | K1 Max | Ender-3 V3 SE | CR-10 SE | Neptune 4 | Neptune 4 Pro | OrangeStorm Giga |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本体イメージ | ||||||||||||
メーカー | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Creality | Creality | Creality | Creality | ELEGOO | ELEGOO | ELEGOO |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 440 x 435 x 486 | 440 x 440 x 485 | 435 x 463 x 486 | 605 x 564 x 630 | 735 x 640 x 740 | 355 x 355 x 480 | 435 x 462 x 526 | 420 x 366 x 490 | 490 x 470 x 625 | 475 x 445 x 515 | 475 x 445 x 515 | 1214 x 1050 x 1377 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 250 | 320 x 320 x 400 | 420 x 420 x 500 | 220 x 220 x 250 | 300 x 300 x 300 | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 265 | 225 x 225 x 265 | 225 x 225 x 265 | 800 x 800 x 1000 |
エクストルーダ | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト | - |
プリントスピード[mm/s] | 300 | 250 | 500 | 500 | 500 | 600 | 600 | 250 | 600 | 500 | 500 | 300 |
最大ノズル温度[℃] | 260 | 260 | 260 | 260 | 260 | 300 | 300 | 260 | 300 | 300 | 300 | 300 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 110 | 110 | 110 | 90 | 90 | 100 | 120 | 100 | 110 | 110 | 110 | 90 |
組み立て | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 組み立て済み | 組み立て済み | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 | - |
プラットフォーム | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | フレキシブル | フレキシブル | PCばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIシート |
オートレベリング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
フィラメントセンサ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
停電時自動回復印刷 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
密閉 | × | × | × | × | × | ○ | ○ | × | × | × | × | × |
ディスプレイ | タッチ式 | ノブ式 | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 | ノブ式 | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 |
デュアルZ軸 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | ○ | - | - |
データ入力 | microSDカード | microSDカード | USB Anycubic APP | USB Anycubic APP | USB Anycubic APP | USB Wi-Fi | USB Ethernet Wi-Fi | SDカード | USB Wi-Fi Creality Cloud APP | LAN USB | LAN USB | USB LAN Wi-Fi |
本体重量[kg] | 8.4 | 7.3 | 8.4 | 13 | 21 | 12.5 | 18 | 7.12 | 9.27 | 8.3 | 8.9 | 76.5 |
スライスソフト | AnycubicSlicer PrusaSlicer Cura | AnycubicSlicer PrusaSlicer Cura | AnycubicSlicer PrusaSlicer Cura | AnycubicSlicer PrusaSlicer Cura | AnycubicSlicer PrusaSlicer Cura | Creality Print Cura Simplify3D PrusaSlicer | Creality Print Cura Simplify3D PrusaSlicer | Creality Print Cura Simplify3D | Creality Print Cura Simplify3D PrusaSlicer | ELEGOO Cura | ELEGOO Cura | ELEGOO Cura Cura |
その他 | 最大プリントスピードはファームウェアアップデート後の値 | 内部ストレージ(8GB) アプリコントロール対応 | 内部ストレージ(8GB) アプリコントロール対応 ダブルモーターデュアルZ軸 | 内部ストレージ(8GB) アプリコントロール対応 ダブルモーターデュアルZ軸 | リモート制御機能 Lighting kit搭載 | リモート制御機能 AIカメラ搭載 AI LiDAR搭載 空気清浄機搭載 Lighting kit搭載 | LED搭載 カーボンファイバー対応 リモート制御機能 | 内蔵RAM(8GB) ディスプレイ取り外し可能 LED搭載 | Segmented Heatbed ディスプレイ取り外し可能 LED搭載 | Efficient Heated Bed機能 マルチノズルプリント機能 | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
気になる3Dプリンターばかりですね!
注目ポイントについて個別に解説していきます!
【Anycubic】「Kobra 2」
最大プリントスピード | 300 mm/s |
価格帯 | 3〜4万円台 |
2023年5月に登場したAnycubic「Kobra 2」。新ラインナップ「Kobra 2シリーズ」の最初の1台として登場した3Dプリンターです。
3〜4万円台という低価格帯にも関わらず、300mm/sという最大プリントスピードを実現。コスト削減を意図した「不便さ」も全く感じられない「コスパ最強」な1台です。
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【Anycubic】「Kobra 2 Neo」
最大プリントスピード | 250 mm/s |
価格帯 | 2〜3万円台 |
2023年8月に登場したAnycubic「Kobra 2 Neo」。同時に4機種発表された「Kobra 2シリーズ」の1台として発表されました。
その特徴は「Kobra 2シリーズ」で最も低コストで導入できる点にあります。
コストカットに伴い、
といった注意点はあるものの、250mm/sという高速3Dプリントを実現している点は注目に値します。後述するCreality「Ender-3 V3 SE」と競合するスペック・価格帯と言えるでしょう。
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【Anycubic】「Kobra 2 Pro」
最大プリントスピード | 500 mm/s |
価格帯 | 4〜5万円台 |
2023年8月に登場したAnycubic「Kobra 2 Pro」。同時に4機種発表された「Kobra 2シリーズ」の1台です。
その特徴は、「Kobra 2シリーズ」のスタンダードサイズモデルで最速のプリントスピードを実現している点にあります。
「Kobra 2 Pro」は、ここまで紹介した「Kobra 2」「Kobra 2 Neo」と同じく、造形サイズが220×220×250m³というスタンダードサイズ。そして、3機種の中で最も高速な500mm/sというプリントスピードを誇ります。
ちなみに、後述する「Kobra 2 Plus」「Kobra 2 Max」もプリントスピードは500mm/s。「Kobra 2シリーズ」は、「Kobra 2 Pro」を含めた3台から好きなサイズの3Dプリンターを選べるラインナップとなっています。
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【Anycubic】「Kobra 2 Plus」
最大プリントスピード | 500 mm/s |
価格帯 | 6〜7万円台 |
2023年8月に登場したAnycubic「Kobra 2 Plus」。こちらも同時に4機種発表された「Kobra 2シリーズ」の1台です。
その特徴は「Kobra 2シリーズ」で中間的なサイズ・価格のバランス型3Dプリンターであるということです。
後述する「Kobra 2 Max」ほどの大型造形サイズは必要ないけど、「Kobra 2 Pro」のようなスタンダードサイズでは物足りない。そんな方のための「受け皿」的位置付けの3Dプリンターです。
上記のスペック比較表に示しているように、サイズ・価格以外には「Kobra 2 Pro」「Kobra 2 Max」と大きな違いはありません。
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【Anycubic】「Kobra 2 Max」
最大プリントスピード | 500 mm/s |
価格帯 | 8〜9万円台 |
2023年8月に登場したAnycubic「Kobra 2 Plus」。同時に4機種発表された「Kobra 2シリーズ」の最後の1台です。
その特徴は、なんといっても「Kobra 2シリーズ」で最大の造形サイズです。
先代の「Kobra Max」からさらにスケールアップした造形サイズは、420×420×500m³に到達。他ブランドの3Dプリンターを含めても、家庭用として導入できる競合機種はELEGOO「Neptune 3 Max」程度です(「性能比較マップ」をご参照ください)。500mm/sというプリントスピードとあわせて考えると、大型機種として右に出る3Dプリンターは現状ありません(2023年9月時点)。
プリントに時間のかかる大型機種が「速度」という武器を手に入れた、現状の最強3Dプリンターの1台と言えるでしょう。
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【Creality】「K1」
最大プリントスピード | 600 mm/s |
価格帯 | 8〜9万円台 |
2023年4月に発表されたCrealityの新フラッグシップ「K1シリーズ」。「K1」はそのスタンダードモデルです。
その特徴はなんといっても600mm/sという驚異的な最大プリントスピード。造形領域が覆われた密閉型で、精度を維持しながら高速プリントを実現する「CoreXY構造」と呼ばれる仕組みを採用しているという特徴もあります。
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【Creality】「K1 Max」
最大プリントスピード | 600 mm/s |
価格帯 | 13〜15万円台 |
「K1」と同時にリリースされた「K1 max」。
最大プリントスピード600mm/sという最大の売りはそのままに、
というプラスアルファの機能を備える1台です。
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【Creality】「Ender-3 V3 KE」
最大プリントスピード | 500 mm/s |
価格帯 | 4万円台 |
2023年9月に発表されたCreality「Ender-3 V3 KE」。同社の人気ラインナップ「Ender-3シリーズ」の最新サブシリーズである「Ender-3 V3シリーズ」の1台です。
その主な魅力は、
です。
造形サイズは「Ender-3シリーズ」として典型的な220×220×240mm³でありながら、エントリーモデルからは一歩進んだ仕様が光る「Ender-3 V3 KE」。4万円台という「Ender-3シリーズ」らしいお手頃価格を維持しています。
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【Creality】「Ender-3 V3 SE」
最大プリントスピード | 250 mm/s |
価格帯 | 2〜3万円台 |
2023年8月にリリースされたCreality「Ender-3 V3 SE」。こちらも「Ender-3 V3シリーズ」の1台です。
その主な魅力は、
です。今回紹介するFDM3Dプリンターの中で実勢価格が最も安いなど、2017年から続く「Ender-3シリーズ」らしさを残しつつ高速化を果たした注目の1台です。
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【Creality】「CR-10 SE」
最大プリントスピード | 600 mm/s |
価格帯 | $459 |
2023年8月に登場した「CRシリーズ」最新機種の「CR-10 SE」。
特筆すべきはそのプリントスピード。「K1」「K1 Max」と同等の600mm/sを実現しており、密閉型でない機種としては、他ブランドを含めても現状最速の機種となっています。
「CRシリーズ」のため造形サイズは大きめかと思いきや、220×220×265mm³という家庭用として標準的なサイズ感となっています。
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【ELEGOO】「Neptune 4」
最大プリントスピード | 500 mm/s |
価格帯 | 4万円台 |
2023年6月に発表されたELEGOOの最新FDM3Dプリンター「Neptune 4」。
エクストルーダーの背後に特徴的なファンを搭載しており、効率的な冷却を実現。最大プリントスピードは500mm/sに達します。
さらには、ガントリーとノズルの2箇所にLEDが搭載されていたり、LAN経由でPCからデータを送信できるといったオプション機能も充実しているスグレモノです。
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【ELEGOO】「Neptune 4 Pro」
最大プリントスピード | 500 mm/s |
価格帯 | 5万円台 |
「Neptune 4」と同時にリリースされた上位互換機種「Neptune 4 Pro」。基本性能は「Neptune 4」と変わりません。
主な違いは、「Segmented Heatbed」と呼ばれるヒートベッド加熱の効率化機能です。小さなモノをプリントする場合と、大きなモノをプリントする場合とで加熱する範囲が変更できる仕様になっています。
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【ELEGOO】「Neptune 4 Plus」
最大プリントスピード | 500 mm/s |
価格帯 | $350 |
9月に追加投入された中型モデルが「Neptune 4 Plus」です。
造形サイズが大きくなっているのはもちろんのこと、以下のような「Neptune 4」からのアップグレードが行われています。
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【ELEGOO】「Neptune 4 Max」
「Neptune 4 Plus」と同時に発表された大型機種が「Neptune 4 Max」です。
どうしても時間がかかってしまう大型3Dモデルを、500mm/sの速さで高速プリントできる魅力的な1台です。
「Neptune 4」との違いは上記の「Neptune 4 Plus」と同様ですが、ヒートベッドの最大温度が85℃と若干低い点には注意しましょう。
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【ELEGOO】「OrangeStorm Giga」
11月にKickstarterに登場した超大型FDM3Dプリンター「OrangeStorm Giga」。
その造形サイズはなんと800×800×1000mm³。産業用グレードとも言える超大型の造形サイズが特徴となっています。標準的な家庭用3Dプリンターのサイズが220×220×250mm³程度であることを考えると、いかに「OrangeStorm Giga」のサイズが大きいかわかりますね。。。!
【2023】主要ブランドの最新3Dプリンター全機種紹介【光造形編】
続いては、
2023年に登場した最新の光造形3Dプリンターをイッキに確認
していきましょう。
今回紹介する機種のスペック一覧は以下の通りです。
モデル名 | Photon Mono 2 | Photon Mono X 6Ks | Photon Mono M5 | Photon Mono M5s | HALOT-MAGE | HALOT-MAGE PRO | Mars 4 | Mars 4 Ultra | Mars 4 MAX | Mars 4 DLP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本体イメージ | ||||||||||
メーカー | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Creality | Creality | ELEGOO | ELEGOO | ELEGOO | ELEGOO |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 235 x 229 x 390 | 290 x 260 x 417 | 270 x 290 x 460 | 270 x 290 x 460 | 333 x 270 x 608 | 333 x 270 x 608 | 227 x 227 x 438.5 | 227 x 227 x 443.5 | 246 x 230 x 453 | 246 x 230 x 453 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 143 x 89 x 165 | 195.84 x 122.4 x 200 | 218 x 123 x 200 | 218 x 123 x 200 | 228 x 128 x 230 | 228 x 128 x 230 | 156.36 x 77.76 x 175 | 156.36 x 77.76 x 165 | 195.84 x 122.4 x 150 | 132.8 x 74.7 x 150 |
Z軸精度[mm] | 0.01 | 0.01 | 0.01 | 0.01 | - | - | 0.02 | 0.02 | 0.00125 | 0.01 |
積層ピッチ[mm] | - | - | - | - | 0.05-0.15 | 0.05-0.15 | 0.01-0.2 | 0.01-0.2 | 0.01-0.2 | - |
ピクセルサイズ[mm] | 0.035 | - | 0.019 x 0.024 | 0.019 x 0.024 | 0.0297 | 0.0297 | 0.018 | 0.018 | 0.034 | 0.052 |
ピクセル数(XY) | 4096 x 2560 | 5760 x 3600 | 11520 x 5120 | 11520 x 5120 | 7680 x 4320 | 7680 x 4320 | 8520 x 4320 | 8520 x 4320 | 5760 x 3600 | 2560 x 1440 |
プリントスピード[mm/h] | (1.5-3s) | 15-60 | 20-50 | Ave. 105 | (1-5s) | Max 170 | 30-70 | Max 150 | 30-70 | Max 70 |
データ入力 | USB | USB | USB Wi-Fi | USB Wi-Fi | USB | USB Creality Cloud WiFi RJ45 cable | USB | USB Wi-Fi | USB | USB |
本体重量[kg] | 4 | 8.5 | 8.6 | 8.9 | 12 | 13 | 5.2 | 7 | 7.5 | 6.8 |
スライスソフト | Photon Workshop | Photon Workshop | Photon Workshop | Photon Workshop | HALOT BOX LycheeSlicer CHITUBOX | HALOT BOX LycheeSlicer CHITUBOX | ChituBox Voxeldance Tango | ChituBox Voxeldance Tango | ChituBox Voxeldance Tango | Lychee Slicer Voxeldance Tango ChituBox |
その他 | レベリングフリー Auto Device Check Resin Detection Print Status Detection | 消臭機能付き フリップ式UVカバー | 消臭機能付き リモート制御機能 フリップ式UVカバー スマートレジンポンプ | 空気清浄機付き | 空気清浄機付き Linux OS搭載 RAM4GB内蔵 4点レベリング ACFフィルム使用 | 空気清浄機付き | 空気清浄機付き | |||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
どの機種が一番気になったでしょうか?
注目ポイントについて個別に解説していきます!
【Anycubic】「Photon Mono 2」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 4K / 35um |
価格帯 | 2万円台 |
2023年4月に登場したAnycubic「Photon Mono 2」。Anycubicの光造形3Dプリンターにおけるエントリーモデルに位置づけられています。
初心者向けながら解像度は4Kで、高精度な光造形3Dプリンターの魅力を十分体感できる1台。
実勢価格は2万円台で、今回紹介する光造形3Dプリンターの中では最も低コストで導入することが可能です。
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【Anycubic】「Photon Mono X 6Ks」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 6K / - |
価格帯 | 5万円台 |
2023年5月に登場したAnycubic「Photon Mono X 6Ks」。
解像度は6Kで、造形サイズや実勢価格も含めて、Anycubicのラインナップでは「中間的」な位置付けの3Dプリンターです。
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【Anycubic】「Photon Mono M5」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 12K / 19×24um |
価格帯 | 6万円台 |
2023年5月に登場したAnycubicの最新光造形3Dプリンター「Photon Mono M5」。
ピクセル数12K、ピクセルサイズ19×24umという圧倒的な高解像度が魅力の1台です。
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【Anycubic】「Photon Mono M5s」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 12K / 19×24um |
価格帯 | 8〜11万円台 |
「Photon Mono M5」と同時に発表された「Photon Mono M5s」は、現時点でのAnycubicの最上位光造形3Dプリンターです(2023年8月時点)。
解像度や造形サイズといったスペックは「Photon Mono M5」と変わらず、
といった多数のスマートテクノロジーが追加されたリッチな1台となっています。
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【Anycubic】「Photon Mono M5s Pro」
2023年11月、Anycubicから「Photon Mono M5s Pro」についての情報が一部解禁されました。
その解像度はなんと14K!ついに12Kすら上回る新機種の詳細が、11/7〜10にドイツにて開催されるformnextで公開される模様です。。。!
【Creality】「HALOT-MAGE」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 8K / 29.7um |
価格帯 | 5〜6万円台 |
2023年4月に登場したCreality「HALOT-MAGE」。
8K解像度、中型の造形サイズという光造形3Dプリンターとして申し分のない基本スペックを備えています。
フリップ式のカバーが採用されており、プリント後のカバー置き場に困らないのは地味にうれしいポイントですね。
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【Creality】「HALOT-MAGE Pro」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 8K / 29.7um |
価格帯 | 7〜9万円台 |
「HALOT-MAGE」の上位互換機種である「HALOT-MAGE Pro」。
基本スペックは「HALOT-MAGE」と同様で、特筆すべきは
といった利便性の高いオプション機能。特に「スマートレジンポンプ」は他ブランドを含めても珍しいユニークな機能です。
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【ELEGOO】「Mars 4」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 9K / 18um |
価格帯 | 4万円台 |
2023年6月に発表されたELEGOO最新光造形3Dプリンターの1つである「Mars 4」。
人気の「Marsシリーズ」最新作として、満を持して登場したピクセル数9K、ピクセルサイズ18umの超高精細モデルです。コスパモデルとして決して侮れないレベルのスペックと言って良いでしょう。
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【ELEGOO】「Mars 4 Ultra」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 9K / 18um |
価格帯 | 5万円台 |
「Mars 4」と基本性能を共有しながら、多くの機能が付加された上位互換モデル「Mars 4 Ultra」。
注目すべきは、
などなど。実勢価格5万円台とは思えない優秀モデルです。
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【ELEGOO】「Mars 4 Max」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 6K / 34um |
価格帯 | 3〜6万円台 |
「Mars 4」「Mars 4 Ultra」に先駆けて発表された「Mars 4 Max」。
小型造形サイズが特徴の「Marsシリーズ」としては異色の、195.84×122.4×150mm³という「Saturnシリーズ」に迫る中型造形サイズが特徴の1台です。
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【ELEGOO】「Mars 4 DLP」
ピクセル数/ピクセルサイズ | - / - |
価格帯 | 6〜12万円台 |
「Mars 4 DLP」は、ELEGOO初のDLP(Digital Light Processing)タイプの3Dプリンターです。家庭用として一般的な光造形方式であるLCD(Liquid crystal display)タイプとは特徴を異にする方式で、画素の1つ1つが微小なミラーで構成されています。
LCDタイプと比べて、
といった特徴のあるDLPタイプ3Dプリンターとなっています。
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【ELEGOO】「Saturn 3」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 12K / 19×24um |
価格帯 | 8万円台 |
ELEGOOの中型3Dプリンター「Saturnシリーズ」最新作の「Saturn 3」。
その充実した造形サイズはもちろんのこと、ピクセル数12K、ピクセルサイズ19×24umという高解像度も両立する優秀な1台です。
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【ELEGOO】「Saturn 3 Ultra」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 12K / 19×24um |
価格帯 | 9万円台 |
「Saturn 3」と基本性能のほとんどを共有しながら、多くの機能が付加された上位互換モデルが「Saturn 3 Ultra」です。
「Mars 4」と「Mars 4 Ultra」の2機種と同様の関係性にあり、「Saturn 3 Ultra」にのみ
といったプラスアルファの機能が備わっています。
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【ELEGOO】「Jupiter SE」
ピクセル数/ピクセルサイズ | 6K / 51um |
価格帯 | $700 |
2021年に登場した「Jupiter」の後継機種が、2023年末に登場した「Jupiter SE」。造形サイズや解像度といった基本スペックはほとんど維持したまま、
といったアップグレードを加えて再登場となりました。
コスパ最強はどれ?実機検証してわかったオススメ3Dプリンター3選
ここまで、2023年に主要3ブランドから登場した全3Dプリンターを紹介してきました。
最後に、
筆者自身が実機検証してわかったオススメの3Dプリンターを3台紹介
していきます。
どれもおすすめできる優秀な機種ですが、予算や用途によっても最適な3Dプリンターは異なります。そこで、それぞれの機種について
という点を記載しているので選択の参考にしてみてください。
【FDM】超高速&安定感抜群の3Dプリンター「Neptune 4」
1台目は、ELEGOO「Neptune 4」です。
ひとことで言えば、
良い意味で価格に見合わない性能をもつ「コスパ最強」な1台
です。
とくに推したいポイントは、
あたりでしょうか。4万円台でこの性能の3Dプリンターが購入できることに、きっと感心してしまうことでしょう。
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【FDM】超高速&加速度20000mm/s²で抜群のキレ「Kobra 2 Pro」
2台目は、Anycubic「Kobra 2 Pro」です。
ひとことで言えば、
スピード、動きのキレ(加速)が半端じゃない3Dプリンター
です。
実際に使ってみた所感としては、
あたりがポイントです。
「Neptune 4」と甲乙つけがたい、非常に優秀なお手頃価格の3Dプリンターです。
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【光造形】小型モデルなら間違いなくコレ!「Mars 4 Ultra」
3台目は、ELEGOO「Mars 4 Ultra」です。
ひとことで言えば、
小型モデルを探しているなら、現状他を買う理由がないのでは?と思ってしまう1台
です。
理由としては、
などが挙げられます。
下位互換機種の「Mars 4」に比べて1万円ほど価格が上がりますが、上記の理由のうち下2つは「Ultra」に限られます。ちょっと余裕があるのであれば、ぜひ「Ultra」を選ぶことをおすすめします。
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まとめ:トレンドをつかんで最新の3Dプリンターをゲットしよう
今回は、主要ブランドから2023年に発売された最新の家庭用3Dプリンター全機種を紹介し、実際に使用した実感を踏まえたおすすめ機種についても解説してきました。
数ヶ月に1度はどのブランドも新機種をリリースし、みるみるうちに性能が向上する家庭用3Dプリンター。「1年前の機種はもう古い」という感覚が当たり前の世界となっています。
「そろそろ3Dプリンターを買い替えようかな…」
と思ったときには、最新トレンドをキャッチすることで後悔のない選択ができることでしょう。
「Age of 3DP」では最新の家庭用3Dプリンター情報を日々更新しています。この記事も随時アップデートしていきますので、ぜひ3Dプリンター選びの際に活用してみてくださいね!