こんにちは、管理人のウノケンです。
約50台の家庭用3Dプリンターを実機検証してきた「Age of 3DP」。
この記事では、数々の実機検証をしてきた筆者が、
最新(2025年10月時点)の家庭用3Dプリンターおすすめ機種をランキング形式で紹介
していきます。
手頃な価格帯で高性能かつ使い勝手の良い3Dプリンターが登場するにつれて、家庭でも使える3Dプリンターに興味をもつ人は増えています。
その一方で、
どのブランドの3Dプリンターを選べばよいのかわからない
3Dプリンターのどんな性能に注目して選ぶべきかわからない
自分の使いみちに合った3Dプリンターがわからない
という方も多いのが現状です。
私自身、3Dプリンターを使いはじめるまでは、見知らぬブランドや多すぎる選択肢に戸惑ったことを覚えています。
検索結果に出てくるランキングサイトに出てくる機種は、
ばかりで、自分に合った3Dプリンターを選ぶのにはかなり苦労しました…。
同じような思いを抱える、3Dプリンター選びに迷う人々のために立ち上げたのがこの「Age of 3DP」。
このメディアの目的は、
です。
そこで、この記事では、
家庭用3Dプリンターの最新機種を実際に使って選んだおすすめ機種
していきます。
また、筆者自身のおすすめを紹介するだけでなく、ご自身で選んでいただくための無料ツールも紹介しているので、ぜひ活用してみてください(詳しくは後述します)。

それでは見ていきましょう!
↓さっそくおすすめ機種をチェックしたい方は目次からジャンプしてみてください。↓
【2025年10月/ジャンル別】家庭用3Dプリンターのおすすめランキング【FDM・光造形】
ここからは、
おすすめの家庭用FDM・光造形方式 3Dプリンターをランキング形式
で、“ジャンル別”に紹介していきます。
各機種の詳しい特徴やレビューや3Dプリンターの選び方に関しては後述しているので、合わせて確認してみてください。
↓まずは一覧でチェック!(カテゴリをクリックで詳細にジャンプ)↓
モデル名 | A1 mini | A1 Combo | Mars 5 Ultra |
---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Bambu Lab | Bambu Lab | ELEGOO |
価格(サンステラ) | ¥29,800 (2025-10-19 15:07 時点) | ¥79,800 (2025-10-19 20:00 時点) | - |
価格(SK本舗) | - | ||
価格(Amazon) | ¥48,800 (2025-10-19 12:45 時点) | ¥99,000 (2025-10-19 15:54 時点) | ¥54,599 (2025-10-19 19:11 時点) |
価格(海外ストア) | ¥29,800 (2025-10-19 15:07 時点) | ¥58,800 (2025-10-19 20:00 時点) | ¥41,039 (2025-10-19 18:33 時点) |
モデル名 | A1 Combo | P1S Combo | Kobra S1 Combo |
---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Bambu Lab | Bambu Lab | Anycubic |
価格(サンステラ) | ¥79,800 (2025-10-19 20:00 時点) | ¥119,000 (2025-10-19 15:36 時点) | - |
価格(SK本舗) | - | ||
価格(Amazon) | ¥99,000 (2025-10-19 15:54 時点) | ¥199,000 (2025-10-19 15:36 時点) | ¥110,000 (2025-10-19 22:20 時点) |
価格(海外ストア) | ¥58,800 (2025-10-19 20:00 時点) | ¥119,000 (2025-10-19 15:36 時点) | - |
モデル名 | Mars 5 Ultra | A1 mini | |
---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | ELEGOO | ELEGOO | Bambu Lab |
価格(サンステラ) | - | - | ¥29,800 (2025-10-19 15:07 時点) |
価格(SK本舗) | - | ||
価格(Amazon) | ¥54,599 (2025-10-19 19:11 時点) | ¥96,999 (2025-10-19 19:05 時点) | ¥48,800 (2025-10-19 12:45 時点) |
価格(海外ストア) | ¥41,039 (2025-10-19 18:33 時点) | ¥78,999 (2025-10-19 19:05 時点) | ¥29,800 (2025-10-19 15:07 時点) |
モデル名 | Q2 | Centauri Carbon | P1S |
---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | QIDI TECH | ELEGOO | Bambu Lab |
価格(サンステラ) | - | - | ¥89,000 (2025-10-19 21:13 時点) |
価格(SK本舗) | - | ||
価格(Amazon) | ¥89,999 (2025-10-19 19:12 時点) | ¥75,999 (2025-10-19 19:05 時点) | ¥145,000 (2025-10-19 21:13 時点) |
価格(海外ストア) | ¥72,999 (2025-10-19 19:12 時点) | ¥57,999 (2025-10-19 21:37 時点) | ¥89,000 (2025-10-19 21:13 時点) |
モデル名 | H2D AMS Combo | H2S AMS Combo | Original Prusa XL |
---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Bambu Lab | Bambu Lab | Prusa Research |
価格(サンステラ) | ¥399,800 (2025-10-19 19:05 時点) | ¥249,800 (2025-10-19 21:07 時点) | - |
価格(SK本舗) | - | - | |
価格(Amazon) | - | ||
価格(海外ストア) | ¥399,800 (2025-10-19 12:45 時点) | ¥344,000 (2025-10-19 19:13 時点) | - |
初心者におすすめの3Dプリンター

3Dプリンターは、まったくの初心者…!
という方でも、“カンタン&手軽に”3Dプリントデビューできる使いやすい機種をご紹介。
3Dプリントができるようになると、ものづくりの幅がグンと広がりますよ。
趣味で活用したり、仕事や副業で活かしたりと、さまざまなシーンで活躍してくれるので、ぜひランキングのなかから気に入った3Dプリンターを導入してみてください!
第1位:Bambu Lab A1 mini(FDM)/3万円前後
初心者におすすめの3Dプリンター第1位は、
Bambu Lab A1 mini
です。
という特徴を備えたエントリーモデルに最適な3Dプリンターです。
リリースから時間が経ったこともあり、現在では2〜3万円台で購入できるというバケモノレベルのコスパもおすすめポイント(2025年10月時点)。
初心者はもちろん、上級者からも愛される使い勝手&コスパ最強機種となっています。
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第2位:Bambu Lab A1 Combo(FDM)/7〜8万円
初心者におすすめの3Dプリンター第2位は、
Bambu Lab A1 Combo
です。
という特徴を備えた1台で、コストパフォーマンスも抜群です。
使い始める前に若干の組み立て作業が必要にはなりますが、はじめてのマルチカラープリントにおすすめできる1台でしょう。
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第3位:ELEGOO Mars 5 Ultra(光造形)/4〜5万円
初心者におすすめの3Dプリンター第3位は、
ELEGOO Mars 5 Ultra
です。
FDMと比べて何かと手間の多い光造形ですが、そのハードルをグッと下げてくれる優秀なアップグレードがなされたのが「Mars 5 Ultra」。
解像度や造形サイズといったスペックは「Mars 4 Ultra」から継続している一方で、
といった、使いやすさを向上する大幅アップグレードが魅力です。
サイズ感もほどよく、現状の光造形3Dプリンターデビューにおける最適解の1つだと言って間違いないでしょう。
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部屋を圧迫しない小型サイズの3Dプリンター

部屋が狭いから3Dプリンターを置けるかどうか…
という方には、小型・スマートなおすすめ機種をご紹介。
3Dプリンターと聞くと大型のイメージを持つ方もいるかもしれませんが、非常にコンパクトな3Dプリンターも数々登場しています。
きっと自身の部屋にも合うサイズ感の3Dプリンターと出合えるはずなので、ランキングをチェックしていきましょう!
第1位:Entina Tina2S(FDM)/2万円前後
部屋を圧迫しない小型サイズのおすすめ3Dプリンター第1位は、
Entina Tina2S
です。
「Tina2S」の本体サイズは、21cm(奥行)×21cm(幅)×29cm(高さ)という圧倒的なコンパクトさが魅力。
造形エリアも100x105x100mm³で、全体の重さも約3kgです。
さらに、標準サイズをはるかに下回るコンパクトさだけでなく、
といった特徴もあります。
といった点には注意が必要ですが、お値段以上の価値ある1台だといえるでしょう。
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第2位:Bambu Lab A1 mini(FDM)/3万円前後
部屋を圧迫しない小型サイズのおすすめ3Dプリンター第2位は、
Bambu Lab A1 mini
です。
180×180×180mm³という小型な本体にくわえ、
といった使い勝手の良さも抜群な1台は、手狭なお部屋で3Dプリントを思う存分楽しみたい方におすすめできます。
ちなみに、2〜3万円台で購入できるコスパもおすすめポイントの一つです(2025年10月時点)。
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第3位:Flashforge AD5X(FDM)/5〜6万円
部屋を圧迫しない小型サイズのおすすめ3Dプリンター第3位は、
Flashforge AD5X
です。
とくに、マルチカラー3Dプリントを小スペースではじめたい場合におすすめ。
一般的なマルチカラーシステムは、本体と別に設置するケースが多いですが「AD5X」は一体型。
マルチカラーシステムが本体側面にピタッとくっついているため、非常にコンパクトです。
そのほか、
といった特徴もあり、使い勝手の良さも光っています。
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マルチカラーに対応した3Dプリンター

そろそろマルチカラーに挑戦したい!
といった方には、マルチプリントを楽しめる実用性抜群のおすすめ機種をご紹介。
とはいえ、マルチカラーを楽しめる3Dプリンターは昨今どんどん登場してきているので、そのなかでも使い勝手とコスパに着目してランキングにしてみました。
マルチカラーを使いこなして、3Dプリントの可能性を広げていきましょう!
第1位:Bambu Lab A1 Combo(FDM)/7〜8万円
マルチカラーに対応したおすすめ3Dプリンター第1位は、
Bambu Lab A1 Combo
です。
ベッドスリンガータイプ(土台が前後する方式)かつ、標準的なサイズ感のマルチカラー機種である「A1 Combo」は、使い勝手の良さとコスパを兼ね備えた1台として選択肢の筆頭候補に上がるでしょう。
という特徴を備えた、見逃せない3Dプリンターです。
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第2位:Bambu Lab P1S Combo(FDM)/約12万円
マルチカラーに対応したおすすめ3Dプリンター第2位は、
Bambu Lab P1S Combo
です。
密閉CoreXYタイプで、Bambu Lab製品を導入したいならコレ一択!
主な特徴は、
といった辺りで、機能性とほど良い価格帯を実現させたバランスの良い1台でしょう。
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第3位:Anycubic Kobra S1 Combo(FDM)/約8万円
マルチカラーに対応したおすすめ3Dプリンター第3位は、
Anycubic Kobra S1 Combo
です。
おすすめポイントはなんといっても、密閉CoreXYでは業界最安クラスであること。
密閉型CoreXY構造やマルチカラープリント機能は、高価格帯の機種が多くなかなか手を出せなかった人も多いでしょう。
そんななかでも「Kobra S1 Combo」は、手の届きやすい価格帯を実現してくれています。
もちろん、
といった使い勝手や機能性の面でも申し分なし。
マルチカラープリントに合わせて、
ABS/ASAを使いたい
湿気が気になる...フィラメント乾燥機能もほしい
というニーズがある方にも最適な3Dプリンターでしょう。
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フィギュアづくりに最適な3Dプリンター

ディティールにこだわってフィギュアを造形したい
という方には、フィギュアづくりに最適なおすすめ機種をご紹介。
髪の毛のラインや微細な鱗模様など、細かい造形も得意な3Dプリンターを使用すれば、理想通りのフィギュア造形が可能になるかもしれません。
とくにフィギュアづくりと相性の良い3Dプリンターをピックアップしてるので、ぜひ導入してみてください!
第1位:ELEGOO Mars 5 Ultra(光造形)/4〜5万円
フィギュアづくりに最適なおすすめ3Dプリンター第1位は、
ELEGOO Mars 5 Ultra
です。
滑らかで高精細なフィギュア作りには、やはり光造形。
その中でもコンパクトかつ初心者にもおすすめできるほど扱いやすい機種が「Mars 5 Ultra」です。
といった使い勝手の良い機能が豊富なうえ、コストパフォーマンスも上々です。
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第2位:ELEGOO Saturn 4 Ultra 16K(光造形)/8〜9万円
フィギュアづくりに最適なおすすめ3Dプリンター第2位は、
ELEGOO Saturn 4 Ultra 16K
です。
2025年1月にリリースされたELEGOO最新機種で、基本機能は「Saturn 4 Ultra」から継続。
加えて、
などなど、
新シリーズかな?
と感じるほどの多彩な新機能を追加。
少し大きめサイズで、機能性にもこだわりたい場合は「Saturn 4 Ultra」が大活躍してくれます。
解像度・プリント失敗削減・利便性を兼ね備えており、高品質なフィギュアづくりに一役買ってくれること間違いありません。
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第3位:Bambu Lab A1 mini(FDM)/3万円前後
フィギュアづくりに最適なおすすめ3Dプリンター第3位は、
Bambu Lab A1 mini
です。
レジンではなくFDMでフィギュアづくりをしたいのであれば、「A1 mini」がおすすめ。
カンタンにノズル交換ができるので、たとえば0.2mmノズルに交換してあげれば、比較的細かい表現も可能になります。
初心者にもおすすめできるほどコンパクトで使い勝手も良いので、フィギュアづくりデビューにもぴったりです。
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ABSも使える3Dプリンター

ABSフィラメントを使いたい!
という玄人ユーザーのあなたには、ABSも使えるおすすめ機種をご紹介。
3Dプリントに限らず玩具等にもよく使われるABSフィラメントは強度や耐熱性に優れている反面、造形中に反りや割れが発生しやすく苦戦した方も多いですよね。
ABSを使いこなすには、プリント中にモデルが冷えにくい環境をつくるヒートベッドやエンクロージャーを備えた3Dプリンターの活用が必須!
そこで、ABSとも相性の良い密閉機種のおすすめ3Dプリンターランキングを紹介します。
ぜひ導入の参考にしてみてください。
第1位:QIDI TECH Q2(FDM)/約7万円
ABSも使えるおすすめ3Dプリンター第1位は、
QIDI TECH Q2
です。
といった特徴をもつ「Q2」。
さらに、密閉だけでなくヒーター機能もありながら、約7万円台という異様な安さは見逃せないポイントです。
第2位:ELEGOO Centauri Carbon(FDM)/約6万円
ABSも使えるおすすめ3Dプリンター第2位は、
ELEGOO Centauri Carbon
です。
という、密閉あり・CoreXY・標準サイズの3Dプリンターとしては十分な機能を備えています。
ヒーターはありませんが、コストパフォーマンスも良く導入しやすい1台です。
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第3位:Bambu Lab P1S(FDM)/約9万円
ABSも使えるおすすめ3Dプリンター第3位は、
Bambu Lab P1S
です。
といった特徴を持ち、Bambuの密閉型ではもっとも低コストで導入できる1台でもあります。
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大型造形が可能な3Dプリンターランキング

大型の造形にチャレンジしたい…!
という方には、造形空間の広さや安定性がしっかりしている、おすすめ機種をご紹介。
ここでは、プリントできるもののサイズが1辺300mm以上を想定しています。
大型造形に必須な機能も備えたおすすめの3Dプリンターをランキングで紹介していくので、気になったものがあれば導入してみてください。
第1位:Bambu Lab H2D(FDM)/約35万円
大型造形が可能なおすすめ3Dプリンター第1位は、
Bambu Lab H2D
です。
H2Dは、
といった特徴を備えた3Dプリンター。
デュアルノズルのため、2色(2材料)までのプリントを高効率に実行可能です。
さらに「H2D AMS Combo」では、
がH2Dと強力タッグを組んでいます。
個人として導入するには値が張りますが、それを補って余りある性能を誇るマシンとなっています。
↓ AMS 2 ProとのCombo ↓
↓ レーザーエディション ↓
第2位:Bambu Lab H2S(FDM)/約20万円
大型造形が可能なおすすめ3Dプリンター第2位は、
Bambu Lab H2S
です。
「H2S」は、「H2D」同等の大型造形サイズ(350×320×325mm)を低価格で実現したシングルノズルタイプ。
見た目も酷似していることから、デュアルノズルを搭載しない「H2D」とみなすこともできるでしょう。
「H2S」はレーザーありとなしの両バージョンが用意されており、プリントエリアを最大65℃まで加熱する機能もしっかりと搭載されています。
デュアルノズルは要らないけど、大きな造形サイズを求める!
というユーザーには、とくに刺さる1台だといえるでしょう。
↓ AMS 2 ProとのCombo ↓
↓ レーザーエディション ↓
第3位:Prusa Research Original Prusa XL(FDM)/約60万円
大型造形が可能なおすすめ3Dプリンター第3位は、
Prusa Research Original Prusa XL
です。
次世代のマルチカラーシステムとも呼べるツールチェンジャー方式をいち早く導入した1台。
といった大型だけではない、先進的な特徴と魅力を併せ持ったユニークな3Dプリンターです。
高価ではあるものの、フィラメント切り替えに伴うゴミをほぼゼロにできる利点は大きいでしょう。
家庭用3Dプリンターを選ぶポイント【3ステップで完了!】
ここまで、おすすめランキングを紹介してきましたが、自分の頭でしっかり検討して選びたいという方もいますよね。
そこで、ここからは家庭用3Dプリンターの選び方について確認していきましょう。
どこに注目すればいいのかさっぱりわからない!
という初心者の方にもわかりやすいように、3Dプリンター選びをたったの3ステップにまとめています。
3Dプリンターの特徴を理解するうえでも参考になるので、しっかり押さえておきましょう!
まずは「FDM(熱溶解積層)方式」「光造形方式」の2種類から選択
家庭用3Dプリンター選びは、“出力方式の選択”からスタート!
具体的には、
「FDM(熱溶解積層)方式」と「光造形方式」のどちらかを選択する
ところからはじまります。
先に結論を述べると、
を、選ぶのがおすすめです!
とはいえ、出力方式それぞれに特徴やメリット・デメリットもあるので、細かい点を次項で確認しておきましょう。
FDM(Fused Deposition Modeling、熱溶解積層法)方式

「FDM(Fused Deposition Modeling)」は、日本語で「熱溶解積層法」と訳されます。
「FFF(Fused Filament Fabrication)」という一般名称で呼ばれることもありますが、家庭用では「FDM」の呼称がスタンダードになっています。
FDMは、
熱で繊維状の樹脂(フィラメント)を溶かして積層する方式
です。
この方式の特徴として、以下のポイントは押さえておきましょう。
光造形方式

「光造形方式」は、「光」を使った造形方式です。
液体の樹脂(レジン)を1層1層固めながら3次元形状を形成
していきます。
最低限押さえておきたい光造形方式の特徴は、以下の通りです。
迷いやすいFDM方式と光造形方式を選ぶ基準。
ひと言で言ってしまえば、
実用品を作りたい人はFDM方式、フィギュア系の用途であれば光造形方式
です。
この観点で選べば間違いないでしょう。
造形可能なサイズを検討
FDM方式と光造形方式のどちらを選ぶかが決まったら、ステップ2へ進みます!
次に重要な点は「造形可能サイズ」
です。
まずは、家庭用3Dプリンターを使って作れるモノの標準的なサイズについて理解しておきましょう。
- 幅:20〜30cm
- 奥行き:20〜30cm
- 高さ:25cm〜35cm
FDMの場合、だいたいサッカーボール(直径22cm)くらいのサイズと覚えておきましょう。
- 幅:10cm〜20cm
- 奥行き:6cm〜12cm
- 高さ:15cm〜25cm
光造形の場合、だいたい小型は500mlペットボトル2本分、中型は2Lペットボトル2本分くらいのサイズと覚えておきましょう。
標準的なサイズで言えば、
傾向にあります。
もちろん、上記の標準サイズよりも小さい、あるいは大きい造形サイズの3Dプリンターも存在します。
前述したおすすめ3Dプリンターランキングを参考に、自分の求める造形サイズが実現できる機種を選びましょう。
必要なスペック・オプション機能をチェック
「造形方式」と「造形可能サイズ」の目星がつけば、機種の選択肢はある程度絞られてきます。
あとは、
その他のスペックやオプション機能を確認しつつ、お財布と相談!
そして3Dプリンターを選んでいきましょう。
たとえば、
組み立て済みの3Dプリンターがいいな
ディスプレイはタッチスクリーンがいいな
ディティールにこだわりたいから高解像度は欠かせない
家族と一緒に暮らしているから消臭機能はマスト…!
というように、人によって必要なスペックやオプションは異なるため、しっかり検討しておきましょう!
たとえばFDMの場合は、
は、大事なポイントになるでしょう。
光造形の場合は、
に注目しておくと、より良い3Dプリンター選びにつながります。
そのほか、サイズは小さめか大きめか、乾燥機能は必要かどうか、組み立てがあっても大丈夫かどうか等、細かい点まで確認しておくと導入後にスムーズに3Dプリントへ進めるでしょう。
購入前に知っておきたい家庭用3Dプリンターの有名ブランド3選
さて、仕上げに…知っておくと3Dプリンター選びがしやすくなる、
家庭用3Dプリンターの有名ブランド
について見ておきましょう!
というのも、3Dプリンターを専門としていないランキングサイトには、
しています。
数十万円以上となると、なかなか手の出せる価格帯ではありませんよね。
ですが実際は、
します。
ここでは、そんな十分すぎるほどの品質をもつ家庭用3Dプリンターを取り扱う有名ブランド3社について、代表的なシリーズ・機種とともに解説していきます。
以下に挙げる3つのブランドは、日本国内でも人気が高いです。
困ったときに知りたい情報が手に入りやすいという点でも、とくに初心者の方にはおすすめしたいブランドです。
Bambu Lab

Bambu Labは、中国の深センや上海、米国のテキサス州に拠点をもつ3Dプリンターの製造会社。
2022年5月にクラウドファンディングにて発表した「X1 Carbon」、「X1」が同社初の3Dプリンターという、新進気鋭のブランドです。
初代の3Dプリンターである「X1シリーズ」がTIME誌の「THE BEST INVENTIONS OF 2022」の1つに選ばれるなど、センセーショナルなデビューを果たしたBambu Lab。
2022年末には、より消費者の手に届きやすい手頃な価格帯を実現した後継機種「P1シリーズ」「A1シリーズ」を発表し、家庭用3Dプリンターにおける高速化のトレンドを牽引しています。
有名機種:「H2D(FDM)」「A1 mini(FDM)」
Creality

Crealityは、中国深セン発の3Dプリンターブランドです。
2017年に販売を開始した「Ender-3」は、累計80万台以上出荷された超有名FDM方式3Dプリンターとなりました。
「Ender-3シリーズ」の他にも、最近では
等を展開しています。
有名機種:「K2 Plus Combo(FDM)」「Hi Combo(FDM)」
ELEGOO

ELEGOOも、中国深セン発の3Dプリンターブランドです。
3Dプリンター以外にも、電子工作やプログラミングといったSTEM教育キットを取り扱っています。
光造形方式では
まで、人気の3Dプリンターを幅広く取りそろえています。
FDM方式では、
が展開されています。
ここで紹介した3社以外にも、QIDI TECHやAnycubicといったブランドがしのぎを削っています。
気になる方はリンク先の解説記事をご覧ください。
まとめ 〜おすすめ3Dプリンターのスペック一覧〜
今回は、最新のおすすめ家庭用3Dプリンターについて、FDM方式と光造形方式で10機種以上をランキング形式で紹介してきました。
性能・価格・使い勝手の違いはあれど、どの機種も実際に使ってみた上でオススメできる優秀な3Dプリンターです。
各機種の実機レビュー記事もご覧の上、導入を検討してみてくださいね!
最後に、紹介したおすすめ3Dプリンターのスペック一覧を紹介して締めくくります。
自分で自由に比較したい方はツールも活用しよう
この記事で紹介した機種以外にも、世の中には多数の家庭用3Dプリンターが存在します。
自分で好きな3Dプリンターどうしを比較したい!
という方のために、当メディアでは
しています。

しています。ぜひ活用してみてくださいね!
家庭用3Dプリンターの最新情報を動画で配信中!
「Age of 3DP」のYouTubeチャンネルでは、最新機種の実機レビューをはじめとする動画コンテンツを公開中!
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